~地上に残った13種属のお話~
・神さま…地上世界から天上世界へとあがったと言われている。
地上最後の日は12種属(1種属は間に合わず)に見送られて天にのぼったとされる。
~13種属~
・ねずみ属…小さきもので、いたずらが大好き。いたずらしても 迷惑をかけている感覚がない、能天気な性格。
昔話しでは、神さまのお見送りの日に ねこにいたずらし、ねこが神さまのお見送りにいけなかったそう。
なので、いまでも ねずみ属をねこ属はあまり好きではないけど、ねずみ属はまったく気にしていない。
・うし属…のんびり屋のお人よしと気性は荒いが義理堅い血族とに別れている。
昔話しでは、神さまをお見送りしたのは、気性の荒いお人よしとされていて、道中ねずみを頭にのせてあげたそう。
なので、いまでも仲間はよく、ねずみ属のいたずらに関してもあまりお咎めをすることはないらしい。
・とら属…見た目とは真逆で、とても品がある。ゲームや闘技などが好きで、この世界の貴族に多い種属。
昔話しでは、白いとらが神さまを見送ったとされ、「そなたの毛並みは美しい」といわれたそう。
なので、とら属では白いとらがちやほらされている(白とらの数は、少ない)。
・うさぎ属…好奇心が旺盛な性格で、旅人に多い。計算も強いので商売も上手なものが多い。危険回避力も高い。
謙虚さ、したたかさがある。満月の日は仲間うちで宴会をするという習慣がある。
昔話しでは、地上世界ではじめて神さまが誕生させたのが、うさぎ属だとされている。
なので、地上世界のありとあらゆるところに住んでいる。
・くま属…強さが伝説の動物である竜のようだ、と揶揄される。ゆえに”竜属”とも呼ばれることも。力自慢で、職人に多い。
昔話しでは雪をかきわけ、海を渡り、森や草原をかけぬけて、神さまに会いに来たと言われている。
なので、うさぎ属と同じように地上世界のありとあらゆるところに住んでいる。
・ひと属…どの種属とも交わることができ、どこでも生きてゆける知恵がある。
なんにでも興味を示す様子を揶揄して、なんでもかぶりつくヘビのようだと言われている。ゆえに”へび属”ともいう。
昔話しによると、神さまの姿に似せて作られたので地上世界を守るよういいつけられているそう。
なので、世界各地どこにでも住んでいる。数も多い種属。
神さまの姿に似せて作られた、という部分が他種属から多少壁を持たれている。
・亜種属…ひと属と他種属との混血属。馬力(スタミナ)が、すごいことから、”うま属”と呼ばれることも。
容姿のほとんどは、ひと属の見た目に他種属の耳がついている風貌。歌やダンスが得意なものが多い。
※ただし例外もいる。例)うさぎ属の見た目に髪がある姿。
昔話しでは、ひと属と他種属の中をとりもち世界平和を願うように、と神さまにいわれたそう。
なので、世界各地にちらばって住んでいる。
・ひつじ属…賢く愛情豊かな性格。やや無口。裁縫や料理が得意で、メイドや執事につくものが多い。
昔話しによると、天上世界へのぼる神さまが地上との別れをなごり惜しんで最後に頭をなでたのがひつじだそう。
なので、可愛い=ひつじである、ということわざが残っている。どの種属とも友好的であるため、愛されている種属。
・さる属…陽気でお酒好き。あっけらかん、とした性格で楽しいことが大好き。
昔話しによると、村中のお酒を飲みほした さるたちが隣り村の いぬ属のことへ酔っ払ったままやってきて いぬ属の村の酒樽すべてを空けてしまい、いぬ属に村を追われて緑深い山の中に住み着いたのだとか。
なので、いまでも いぬ属は苦手。
道具を発明する能力が高く、山での生活はあっているようで、投擲(ブーメランや弓など)が得意。
・エンジェル属…見た目はヒト属みたいだが、ひとまわりほど小柄で、背中に羽根がある。ゆえに、”とり属”とも呼ばれる。
13族で一番魔法が得意だが、性格がおちゃめな子供のようなので、あまり役立つ使い方は思い浮かばない。
頼まれて、魔法を使うことが多い。
昔話しによると、神さまの地上での身の回りのお世話をするためにつくられた種属で、神さまが天上世界へつれていくつもりだったが、他の種属のことが好きすぎて地上に残らせてもらった。
なので、すべての種属と良好な関係を築いている。ただし数が一番少ない種属。
・いぬ属…まじめで忠誠心がある性格だが、だらしないことが嫌い。食事することが好きでおやつも欠かさない。騎士に多い。
昔話しによると、おなかをすかせて倒れていたところをひと属に助けられたそう。
なので、いまでもひと属との関係は良好。
食べ物に関しては執着があるので、いぬ属の村の酒を空っぽにしたとされる さる属は好きではない。
気分屋に見える ねこ属をつい注意してしまうものが多い。
・ぶた属…普段はおとなしいが、おこらすと恐い。働き者であるが、かならず昼寝をする種属。きれい好きで、良い香りがする。
昔話しによると、種属一荒い気性で手に負えないイノシシのような性格だったが、大好きだった神さまとわかれて悲しみのあまり、おとなしい性格にかわってしまったそう。
たいがいのことでは怒らない、動じない、気にしない性格だが、限度がすぎると徹底的に打ちのめされるので ぶたさんは笑顔が一番、という ことわざが生まれた。
まれに昔を偲んで、自分たちを”イノシシ属”と言うことがある。
・ねこ属…心優しいが、照れ屋。小心者。天気でなんとなく気分がかわるので気まぐれともいわれる。器用貧乏。
トレジャーハンターと魔法使いが多い。
昔話しによりと、神さまが地上を離れる日、花束をもっていこうと花畑で花を夢中で摘んでいると、通りかかった ねずみがちょっといたずらでおどろかせたところ、ものずごくびっくりして逃げ出し、そのまま川に落ちて流されてしまい、神さまとのお別れができなかったそう。
ゆえに「神さまとの別れを忘れた種属」と呼ばれだし、それがやがて「忘れられた種属」と言われるようになった。
昔話しのその後では、神さまとのお別れの帰り道、川の中州で泣いている ねこを ひとが助けたことで、ねこ属は ひと属を好ましくおもうようになり、「神さまとの約束を忘れた」と責めてきた いぬ属と仲悪く、いたずらしてきた ねずみ属をみつけるとイライラするのだそう。
邪(じゃ)たるもの…存在があるようでないようで…けれどいるという邪(よこしま)なるもの。
神さまが去った地上世界に、なぜか誕生した。一説には生きものの悪い気持ちが生んだものとされている。
邪たるもの退治は、おもに冒険者がしている。
~神さまが残した13種の神器(武器)~
もともとは13種属それぞれに渡したものとされているが、
今ではどの神器(武器)がどの種属に渡されたものかわかっていないものも多い(種属が判明しているものもある)。
時代とともに地上世界を流転し、所有者も所有種属もその時その時違う。
神器には植物の名前がつけられている。
・ネコヤナギ(鞭)…しなやかな鞭。邪を束縛する。
テーマカラー金色。
鞭はネズミのしっぽを表しているともいわれ、ネズミ属に与えられた神器として伝わっている(断定されている)。
ネコヤナギという名前は、ねずみがネコにいたずらしたことを他種属がひにくってつけたのでは? と推測されている。
なので、本来の名前は別にあるのでは? と考えられているが判明していない。
※裏設定 古代名はオレンジチューリップ
うわさでは、ねずみ属がどこかの農村の倉庫で柱をしばる紐として使っているらしい。
・レッドフリージア(斧)…力強き斧。邪を引き裂く。
テーマカラー赤。
うわさでは、どこかの街の鍛冶屋で道具として使われているらしい。
・ラッパスイセン(レイピア)…麗しきレイピア。邪を突く。
テーマカラー黄色。
うわさでは、どこかの国の貴族が所有しているらしい。
・キンモクセイ(剣)…鋭き剣。邪を仕留める。
テーマカラーオレンジ。
とある王国の国宝として、宝物庫に収められている。
・ギンナン(大剣)…重き大剣。邪を斬り裂く。
テーマカラー銀色。
うわさでは、どこかのダンジョン内に隠されているらしい。
・モモイロハナショウブ(刀)…美しき刀。邪を斬る。
テーマカラーピンク。
うわさでは、ひと属のとある血族が代々受け継いでいるらしい。※神さまがひと属へと渡した神器だと断定されている。
・ワカタケ(槍)…のびやかな槍。邪を貫く。
テーマカラー黄緑。
詳細不明。
・ブルーアマリリス(メイス)…言葉を話すメイス。邪を叩く。
テーマカラー青。
現在は、ひつじ属の”ひなた”が所有している。
・サルスベリ(短剣<双剣>)…軽やかな短剣。邪を刺し切る。
テーマカラーは朱色。
名前からして、さる属に渡された武器なのでは? と言われているが真相は定かではない。
とある国の教会に奉られている。
・ゼンマイ(杖)…賢こき杖。邪を消し去る。
テーマカラー緑。
エンジェル属の”まるる”が現在は所有している。
・ムラサキパンジー(ハルバード)…頑ななハルバード。邪を払い突く。
テーマカラー紫。
古代の名は「オオイヌフグリ」だったらしいが、今は何故か呼び名が変わっている。
昔の名前からして、いぬ属に渡されたものでは? と言われているが、定かではない。
とある国の4年に一度の闘技大会のトロフィーとして扱われている。
・バンジロウ<別名グアバ>(ハンマー)(棍棒)…丈夫なハンマー。邪を潰す。
テーマカラー白。
詳細不明。
・クロユリ(大鎌)…姿変えし大鎌。邪を滅する。
テーマカラー黒。
現在は亜種属の”こかげ”が所有している。
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物語の登場人物
・こかげ…亜種属の魔法使い。
黒うさぎの血族とひと属の混血児の少女。
髪の毛が長い。
亜種属は、ひと属の姿に他種族の耳がついた姿だとおもわれがちなため(実際、そちらのパターンがほとんど)、
見た目がうさぎ属であるこかげは、うさぎ属なのでは? と、よく勘違いされる。
しかし、亜種属に通じるものが見れば、髪の毛があるうさぎは亜種属だとすぐにわかる。
※亜種属ではないひつじ属なども髪の毛があるので、亜種属があまりいない地域だと間違われやすい。
本人も、見た目がひと属で耳がある姿がよかったなーと、少し思っている。
魔法の師匠である魔女から神器クロユリを託されて、邪なるもの退治の冒険者になった。
”ひなた”とは幼なじみ。
もともと孤児で、小さな村の教会で育ったためか、村の外の世界に強い憧れがあり、冒険者は天職だと思っている。

・変形する神器クロユリ(大鎌)…こかげが魔法の師匠である魔女から譲られた変形型の大鎌の神器。
13種の神器で唯一、大鎌、薙刀、杖と3変形する武器。
魔女が邪なるもの狩り用の武器として使用していたが、引退を期にこがげに託した。
・ひなた…ひつじ属の駆け出しの神官。白ひつじ血族。瞳は青く、髪は金髪。
小さな村の教会で孤児として育った(村からはでたいと思いながら成長した)。
親代わりのシスターに子供の頃からよくきかされた神さまのことが好きになり、神官になった。
”こかげ”が冒険者になるとわかったとき、一緒についていくと決め、村を後にした。
道中、”こかげ”の師匠である魔女からもらった宝物の地図をつかい、洞窟を探索した結果、しゃべる神器ブルーアマリリスを手に入れ、かの神器の所有者になった。

・しゃべる神器ブルーアマリリス(メイス)…13種の武器で唯一しゃべる武器。
とある村の伝承では、神さまが無口なひつじ属のためにおしゃべりな武器を託したそう。
しかし、現在においてブルーアマリリスがひつじ属の神器であるとは断定されていない。

・占い師の まるる…エンジェル属。
西の王都で占い師をしている。
神器ゼンマイ(杖)の所有者。
相棒は黒猫の”くるる”
※ねこ属とは別の生きもの(動物)
ねこ属などは人獣。
・導きの杖 ゼンマイ(神器)…道に迷うものを導くといわれている杖。
世界に災いが訪れるとき、蒼い宝石が緑色になるとされている。
現在の所有者は、エンジェル属の占い師”まるる”。