大好きな小説やコミックが映画化される恍惚と不安、二つ我にあり…

「のぼうの城」…
近年の時代小説では、ずば抜けた傑作…
物語は…
太閤はんが、まだ関白殿下の時代…
「さあ、皆さーん!天下統一も目の前ですよー!北条ちゃんを皆で袋叩きにしちゃおうぜぃ!張り切っていってみよう!」…
ってブイブイいわしてた頃…
小田原城は名将・北条氏康亡きあと、氏康が将来を憂いていた息子の代…
「箱根より関東はボクのもんじゃん!パパは謙信にも信玄にも負けなかったじゃん!秀吉なんかに負けるわけないじゃん(^ .^)y-~~~」…
と、籠城すれば勝てると軽く考えていた北条さん…
結果はご存知のとおり…
織田裕二は…
「レインボーブリッジ、封鎖できません!」
って…
わずか、お台場にかかる橋ひとつ抑えられませんでしたが…
秀吉さんは近代警察とスケールが違う…
東海道からは、家康ら十六万の軍勢で箱根の険をもろともせず、軽く小田原へ…
北陸道からは前田、上杉、真田らの三万五千が東山道を経て関東平野に乱入し、北条さんに味方してる支城を、すり潰し…
小田原城が接する相模湾には、長曽我部、九鬼らの水軍が埋め尽くす…
このほか…
薩摩の島津や奥州の伊達ら参陣する兵を合わせると、四十六万…
大阪城や聚楽第を守備する毛利を含めると五十万にもおよぶ…
まさしく…
「小田原城、封鎖しちゃいました」…
ちなみに…
籠城作戦をとった北条軍は三万五千弱…
もはや、馬鹿馬鹿しいほどの「弱いものイジメ」である…
で…
そんな関東乱入組の中にいた石田三成と大谷刑部らの軍勢、約二万が襲い掛かったのが、今回の舞台…
武州・忍城…
兵わずか五百…
五百なんて、うちの営業所にいる在籍数である…
おまけに…
城を守るのは、小大名でも戦略で生き抜き…
後日…
関ヶ原の戦いでは…
数倍の徳川秀忠軍を、信州に立ち往生させ…
結果…
関ヶ原の決戦に間に合わないという、秀忠に大失態をさせた真田でもなく…
それまで、上杉と北条の間に挟まれながらも、その都度、日より見で生き抜いてきた弱小・成田氏…
さらに急遽、城主となった男は「のぼう様」と領民からも呼ばれる「木偶のぼう」…
今風に言えば…
まさに「フルボッコ」は見え見え…
なのに…
ことは意外な方向へ…
そんな歴史に埋もれていた史実を爽快感タップリに描いてる作品…
読まないと「損する」作品…
映画化は時間の問題と思ってましたが…
やはり映画化決定…
問題は…
キャスト…
監督は勿の論ですが…
日本代表と一緒で、ザッケローニが試合をするわけでなく…
ピッチを走るのは選手…
さて、そんな「のぼうの城」の配役は…
主人公に野村萬斎…
ちょっとイメージが違うが、どうなるか楽しみ…
主人公を守る家老たちは…
信頼感のある家老に佐藤浩市…
同じくベテランの猛将を山口の「ぐっさん」…
そして…
鼻っ柱の強い若き家老に成宮くん…
これはいい…
まあイメージどおり…
お転婆な、お姫様に榮倉奈々(これは、いささか心配)…
しかし…
ここまでは主人公以下の実力派がフォロー出来そう…
し、しかしである…
大事な石田三成が…
あの…
ちーとも面白くない島

紳

の…
ちーとも面白くない「ヘ

サ

ン」だけでしか通用しない…
大根学芸会役者、上


輔…
そうなの~
やめて~
分をわきまえよ…
お主に「羞恥心」があるなら、役を受けなさんな…
いい作品は敵も魅力がないとダメなのよ~
そんなことぐらい知ってるでしょ~
また日本映画界得意芸の事務所のゴリ押しか~
どうしても出したいなら「天地人」の時みたいに、滑稽なまでに情けない、小早川秀秋ぐらいのカッコ悪い武将じゃないと…
石田三成はカッコいい憎まれ役じゃないと…
だから小栗くん級じゃないと…
来年の公開まで…
奇跡を祈るのみ…
最後に…
観ても…
観なくても…
原作は読めよ~☆