先日、交流分析の講演会に参加したところ、芝居を取り入れていて、とても面白い内容でした。
この会のために結成された即効劇団メンバーが、家族の間でよくやってしまいがちな、後味の悪い会話を、まずは台本どおりに演じる。「今日のご飯は何がいい?」「何でもいいよ」というような、ありがちな会話です。それを見た講演会の参加者全員が、登場人物の言動にいろいろ意見を出し合う。最後はそれらの意見を参考に役者さんたちがアドリブで気持ちのよい会話を行っていて「ブラボー~!パー」となりました。


それを見て「ああ、アドリブってこういうことなんだなあ」と実感。最近まで花組芝居でロシアンティアドリブを堪能していたので身近に感じる。えりたんお茶会の「アドリブは基本的にぶっつけ本番。あらかじめ考えて準備したこともあるけれど、どうも台本どおりになってしまう感じでイマイチ。その場の雰囲気とタイミングを読んで、閃きや思い付きでやっています」というお話には納得。共演者の雰囲気と客席の期待感をキャッチしてあのアドリブを行っていたわけです。

シェンボックの台詞、「芝居の脚本は脚本家が書いてくれるけど、自分の人生の脚本は自分で書くしかないのです。」というのも、心理学に直結している本当に深い台詞。

心理学と芝居って何かと関連があって、芝居を取り入れた講座がなにげに多くて驚かされました。



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