結構、時間がたってしまったわ汗内容ちゃんと覚えてるかなぁ~と不安でしたけど、プログラムを観ると感動した演目についてはありありと頭の中で再現できる。

第2部の方が個人的に盛り上がりました!!特に、今ノリに乗っているリアム•スカーレット振付の「アスフォデルの花畑」、ビョークの音楽を十分に活かした切なくどこか悲しげな演目「Rotaryrotatory」、花様年華のサントラに振り付けるという、なんとも粋な「キサス」。

最初の演目は、サラとスティーヴンの難易度の高いなんとも不思議なリフトてんこ盛りのパドドゥから。ひゃーっすごい大変そうな体制っ!!ってビクビクしていたら、終わってしまいました。あんまり踊りはなかったかな。今思えば、もっとしっかり隅から隅まで見ておけばよかったと悔いが残ります。この演目をまた日本でやるとはなかなか思えないあせる

アスフォデルの花畑についても設定がよくわからないのですが、プーランクの音楽に合わせ、美しくドラマティックで振付がなされていて、リアム•スカーレットの演目にほぼ外れがないことを証明しました。私の中で。まず、彼は選曲のセンスが抜群で、ノイマイヤー先生もそれに長けているのですが、リアムも振付家に必須のこの感覚を身につけているようです。そして、その音楽にどのようにストーリーを持たせ、振り付けるか。その点もリアムは秀でています。彼の振付は、音楽との親和性が高く、観ていて心地がいいです。と同時に、心の深いところで感動するような、深層心理に働きかける力があります。
そう感じるのは、この演目をラウラとベネットというベテランコンビが踊っているところもありそうですね。今回のガラ公演で、とにかくラウラのズバ抜けた表現力、身体能力、音楽性に驚かされます。
彼女を主役とした演目をロイヤルで観たことってないのですが、観れるうちに見に行くべきですね…。ロンドン旅行もつい考えてしまうほど、彼女のスタイルに惚れ込みました。
ベネットとの相性もよく、よく来てくれた!!と膝を打つほどでした。

世界初演のRotaryrotatoryは、ユフィさんの雰囲気にピッタリ!!私は、彼女を観て、アンドロイドを思い浮かべました。人間の心を学習したアンドロイドといいますか…非常に哀しいんですね。彼女は身体能力が優れているので、脚を上げた時なんかは驚くほど高く、そこがまたこの世界観と合間って、美しく儚い雰囲気をもたせてたんだと思います。前回のガラを含めて、私は彼女が踊った中で、これが一番合っているんじゃないかなと。

日本初演のキサスは、またしてもスーパーラウラと、さらにハンサムになったリカルドのペアです。お互いのことを理解しあい、さらなる高みを同時に目指す2人だからこそ達した域といいますか…ちょっとこれは、鼻血出そうなほど興奮しましたわよ。セクシャルなことはしていないのに、色気ムンムンなんだから、まさに花様年華と同じですね。今思い出しても、胸がドキドキします。リカルドの衣装がまた素敵で、うっかりしたら涎が垂れてしまうほどセクシーでした。

こんなに充実したガラ公演なのに、1度しか行けなかったのは残念です。今、ロイヤルが熱いのね、と思わせるのに十分な魅力溢れるステージでした。
第3段も期待しています!
ロイヤルの第2部の前に、今日観た勅使川原さんとオレリー•デュポンの睡眠が、非常によかったので、短めに書き書き。
オレリー目当てで行き、タイトル通り上映中寝ちゃうんじゃ、と思ったけど、寝る暇なんぞないほど面白かったです。

オレリーの雰囲気が、揺蕩うように儚げで美しく、勅使川原さん、佐東さんとは異なる表現で、それがまたマッチしていて、この化学反応が素晴らしいのです。ありがちな、トップダンサーの押し出しは一切ないのに、個性的で調和が取れている。
やはりエトワールは稀有な存在だなと、深く納得です。
音楽、照明、舞台装置もユニークで、芸術性のみならずエンターテイメント性にも富んでいます。

とにかく観に行ける人には観て頂きたい!!!
あぁ、ひっさびさのブログービックリマークちゃんと続けられる人って本当すごいのねっ!!私もコツコツがんばりやす!

例年、夏のバレエ公演はガラが多いですあせる全幕ものが好きな私からすると、あまりテンション上がらないんですよね…世界各国のトップが来てくれるっていうのに。特に、椿姫とかいきなりやられても、そっちの世界に入るのに時間かかるよって思っちゃいます。

そんな中、大満足した公演が、ロイヤルエレガンスの夕べ。今回が2回目の開催で、前回は2年前に行われてますね。その時も、非常に満足度が高く、世界バレエフェスティバルよりも楽しくて、気分るんるんで家路に着いた記憶があります。しかし、演目名は覚えてない(笑)
この公演は、ロイヤルエレガンスを堪能すべく、あまり馴染みのない作品が多くて、またそれが素晴らしいんですよね。なのでこの公演は貴重なんです。観なきゃ損な公演なんです!もう昨日で終わってしまったんですけど叫び

全体を通しての感想は、飽きない、だらけない、テンポがいい。実質2時間弱ですが、あっという間。あと5演目くらいあってもいいかなーってくらい。というものの、満足感が非常に強い。次回からは2,3回観に行きたいな。

2部構成で、前半でよかったのが、サラとスティーヴンの眠れる森の美女。これが素晴らしかった~合格さすが、ロイヤルですぅクラッカーサラがあんなに可愛いなんてアップオーロラ姫のオーラ全開で、メロメロでした恋の矢スティーヴンの王子は、ノリノリで超絶技巧炸裂の気持ちいいバリエーションでした音譜やはり、眠りはロイヤルなのか!!

次のルーム•オブ•クックスは、設定がよくわからないままに進むものの、ラウラの演技力でグングン引き込まれました。サスペンスのような、観てるこちらはドキドキ!!ネマイアのヘタレっぷりも演目にマッチしてて、見直しました。この役は、あなたが一番だわ…と。リカルドも謎なキャラなんですよね~。もう一回観たら何か掴めたかしら?設定はよくわからないものの、面白いという印象が強く、こんな演目を選んでくれて感激なのでした!!ラウラの振り幅がすごすぎですメラメラひぇ~

2部はまた別に書きます。