私が今まで楽しかったと
素直に言える時代が
高校時代と専門時代だ。

その頃に出会った友人はいつでも私を楽しませてくれる。

そして大人の世界に染まり忘れていた感情や感覚を引きずり出してくれる。



だから、思う。
戻りたい
忘れたくない



そんな想いが、成長を止めているのかもしれない。



けれど確実に時は進むわけで…

「相変わらずだね」

と言える友人は、あとどれくらい残っているのだろうか?



昔ある人に言われた。

「お金と時間とコミュニティーが好きなだけあれば、好きな時代に戻れる」

戻れないだろ。

それだけあれば、確実に楽しい毎日が送れるだろうし、好きな事がいくらでも出来て、くだらない大人社会の悩みなんて解消されるけれど……



ライブ三昧だった学生時代。
また好きなだけライブに行く事は可能になるけれど



解散してしまったバンド
…無理

活動休止中のバンド
…多分無理

メジャーデビューしたバンド
活躍の場を海外まで広げているバンド
…あの頃と同じステージには立たないし、同じ目線同じ気持ちでは見れない



遊び方も昔のようにはいかない事も想像に難くない。



けれど、今の現役高校生や、私と関わりのない人達にはまるで判らない楽しい出来事や噂の真実を私は知っている。
これはとても凄い事だと思うのだ。
ちょっとした自慢だ。



他人がお金を出してでも欲しがるような経験、思い出、絆などなど…
私にはプライスレスなわけで………



自由が利く時代に遊び倒しておいて良かった!

と思わずにはいられない。


そんな経験があるからこそ、昔の友人に会うといい歳こいてキャピキャピ出来るのだ。



だからタイムマシーンはいらないけれど、タイムカプセルは欲しい。
タイムカプセルの中身は
あの時の思い出の具現化。

頭の中だけフラッシュバックするのではなく
現実に、今、必要な時に
実態となっていつでも体験出来るタイムカプセル。



けれどそんなものがあったら、きっと私は今以上に現実から眼を反らすだろう…


世の中うまくいかないな
HIDEさん追悼ライブに
KAMIJOバンドを観に行ってきました♪

楽しかったぁ●^□^●
LAREINE時代の曲をやるだろうとは思っていたけど
まさか
メタモルフォーゼと
フィアンサーユを
やってくれるとは!

相変わらず泣かせてくれますね…。°(°´Д`°)°。



そして、物販の前で何故かLADIES ROOMのジョージさんが話し掛けてくれた(絡まれた)
めっちゃ気さくな人だね、あの人(・∀・)

てか、今日出てた人達はみんなィィ人ばっかりで
こんなに温かいライブは久しぶり(≧▽≦)
やっぱり、おっさんばんど(笑)はヌクモリティーwww
最高でした!!!
そんなある時、彼はこう言った。

「俺に合いそうなお勧めの本とかある?」

ない、とは言い切れないので提案してみた。

「推理小説なら、読みやすいと思う」

貸してほしいと言うので、比較的頁数が少なく、内容も簡単で読みやすく、尚且つTVドラマに起用されたくらい面白い本を貸してみた。
私なりの配慮だ。



数日後、まだ読み終えていないのは疎か、表紙を開いてもいないと言うので、落胆した。
そして

「俺、シャーロックホームズが読みたい。全巻持ってるんでしょ?そっち貸してよ」

私は唖然とした。
怒りを通り越して、呆れた。

「貸さない」

とだけ言って会話を終了させたが、目論みは判っている。
勿論、推測でしかないが、大方間違いないだろう。



上記でも書いたが、彼は非モテで女好き。
もし、彼の部屋の本棚にシャーロックホームズが並んでいたとしよう。
誰でもいい。女の子を部屋に招き入れた際はこれみよがしに言うのだろう。

「これ、すごく面白いよ」

「俺もまだ全部は読んでないんだけど、借り物だからね」

「ホームズとワトソンが事件を解決する話、有名だから知ってると思うけど」

みたいな事を、1頁も開かずに言うのだろう。
そして、ただ本を並べただけで好感度アップを謀ろうと思っているに違いない。
むしろ、好感度がアップすると思い込んでいる―
と言った方が正しいか。



そこに突っ込んだ内容を聞かれたらどう対処するつもりなのか…
いや、きっとそこまでは考えが及んでいないだろう。

そんなわけで、私は彼に書物を貸す事をやめた。
先程の私が貸した一冊の本も綺麗なまま(読まずに)で返ってきた。
(しつこく催促した甲斐があった)



私は思う。
こういう人は、書物に限らず、人から伝え聞いた話やメール、ブログの内容すら右から左へ、心に留めそれ以上を思索、模索する事がないのだろう、と。



そして、こんな男の彼女に成り下がるような女性は、よっぽどの馬鹿か、焦りすぎて思考能力を失っているかのどちらかだろう。




そう考えると、私の彼氏は暴君だが馬鹿ではないので良かったと、胸を撫で下ろせる。

日々勉強を怠ってはいけないな……やれやれ