僕達は何故生きているのだろう

生きる意味を説いてくれる宗教は沢山あるけど
真実味を持てないのは時代のせいなのだろうか

宇宙のガスから生まれたこの星は
奇跡としかいいようもない確率で生命が誕生した

ただそれだけ
ただそれだけのこと

それなのに僕達には『こころ』が芽生えてしまった
それこそ何者かのいたずらのように

こころはやがて神を発明し
こころはやがて自分と他人を区別するようになり
こころはやがて優劣をつけるようになり

こころは憎むことを覚え
こころは愛することを覚え
こころは慈しむことを覚えた

僕達は『こころ』が作り上げた『神』になれたらと願う
神のように全ての人を慈しみ、愛せるようになれたらと願う
そうあるべきだと思う
なにしろ神を発明できた僕達なんだから

神になれるほど穢れなきこころは持てないから
僕達は誰か一人を慈しみ、愛する
それが僕達が『こころ』を持った意味なのだと思えば
ほら、色んなことがスッキリしませんか



人は

必ず死んでしまうのに

何故生まれてくるのだろう


人は何故

生まれてくる赤ん坊を祝福で迎え

死に行く人を涙で送るのだろう

この世界は決して喜びで満たされた場所ではないことを

誰もが気付いているというのに


この世界がどんなに汚れていても

人は祝福の中でこの世界に産み落とされる


何故人は 生まれてくる赤ん坊を同情で迎えないのだろう

何故人は 死に行く人を祝福で送り出せないのだろう


きっとそれこそが人間の愚かたる所以であり

きっとそれこそが人間の本当のエゴの基本形なのかもしれない


ただ言えること

この汚れた世界で清らかな愛を与え続けること

ただ一人にだけでもそれを実行することができたら

この世界は祝福で満たされるのだろう


だからわが子よ

僕は君を祝福で迎え入れた

この世がどんなに汚れていても




五感を無くし、意思を無くし、無に身を委ねる


それは死や生ではなく、状態の話



その境地は言わば死後の世界なのかもしれない


暑くも寒くもなく、不満も満足もない


ただ確かなる存在



好き嫌いを問われることなくある日突然に選択を強いられる


帰る道はないんだから


おろおろする時間もなく、不確かな幸福を目的にしなくてはならない


仏陀はなにを見たのか


そしてそのとき僕は何を選択するのだろうか


確信なんてなくて構わない


そこには信じる強い気持ちだけで飛び込んでいくのだろう


無    慈悲    感謝


そこに連なること


それはきっと愛と正義しかない


アンパンマンかよって突っ込まれてしまいそう


永遠に消すことの出来ない悲しみ

それは誰に何を言われてもどうすることもできない

同じ悲しみを共有していたとしても

その悲しみを癒す方法なんて思いつかない

癒すことができないと知っているのに

俺は何かを話していないといけない気がしてた



癒されてはいけないと思ってた自分を想う

悲しみはやがて減っていったとしても

そこには厳然たる想いは残されていて

存在の事実、想いの事実を再確認する作業を繰り返す

過去は過去として現在も存在し

そのことが唯一の救いなのだと思い知る



どうか神様

この想いや試練が少しでも食い止められますように


淡々と過ぎていくような日々


帰り道に降る雨粒
高い湿度に辟易しながら季節の巡りを思う


こうして人は人に出会い、信頼したり裏切ったり
愛したり、金を払ったりしている

経済と芸術とさまよえる日々
僕はただ、君の笑顔とカタルシスのため

この雨に濡れる

苦しむために役者をやってるならやめたらいい


僕が役者と稽古をしてるときによく思うこと


何故彼らは役者を志したのか


そのことが多くの役者と接していると分からなくなる


「芝居が上手くなりたい」そんなことを彼らは言うのですが


「有名になりたい」って思ってる気がする場合が多い


僕は役者に「芝居が上手くなれば売れる」なんて言ったことはない


だってそれ以上に売れるために大切なことはあるから


大前提として


舞台に立つ者は誰でも、芸人でも歌手でも役者でも


絶対にしなければならないことがある


それは観客を楽しませること


例え素人の役者であっても譲れない部分だ


観客は時間を割いて、場合によっては金さえ払って舞台を見る


その代償はとても大きいものだ


劇場は誰のためにあるか


その筆頭は「観客」のためだ


その劇場の舞台に上がる役者が苦しんでどうなるのだろうか


勿論自分の思い通りに芝居ができない、体が動かないこともあるだろう


だからといってそれをそのまま観客に見せるなんて最低だと思う





この世の全てが輝いていた日々


どんな苦労さえも幸せに続いていると信じていた日々


愛を語ることなく 愛が何であるか知った日々


でもその日々たちが素晴らしい日々であったと知ったのは


全ての輝きを失ってからでした



日常とはこんなにも美しいものだったのです


きっと今 このように過ごしている日々でさえも


素晴らしい日々なのかもしれない


ずっと下を見ていたら何も気付くことなく輝きを見失う


子供の笑顔が意味もわからぬままに僕を救ってくれるように



僕の日々は誰かと比べるものではなくて


僕が日々何を感じているかだけでしかない


あなたが素晴らしい日々を僕に与え続けてくれたように


僕は今 自分の日々がどんなに素晴らしいのか感じないといけない


あなたがいないこの日常でさえも




自分のために生きていると

僕は未来がどんどん見えなくなって

苦しくなって来る

僕は誰かのために生きていきたい

愛する家族のため

愛する誰かのため

街を行く全ての人のために生きていけたら

それこそが生きている価値だと気付く

誰にも褒められる必要もなく

誰にも認められる必要もなく

ただ誰かのために生きていることを自負できたら

それこそが人生

あるとき突然生まれた僕の命は

きっとあるとき突然消えていくのだろう

老人になって死ぬときでも

不慮の事故で死ぬときでも

誰かのために生きていたなら

後悔は少ないだろう

自分のために生きていたら

きっとやっていないことが沢山あることに気付き後悔する

日々そう思って暮らすこと

それが今の僕の目標だという体たらくでごめんなさい

誰かの言葉パクったような台詞

誰かの人生観をパクったような生活

雑誌に切り取られたカッコいい暮らしを模倣する日々

僕はそんなものを指針にして暮らしてきた


そんな適当な生き方な割には

時に自分のわがままを通したくて矛盾した言葉が飛び出し

それが個性だとかいいながら

いつも言い訳を探してる


俺はこんなもんじゃねえと想い続けてきて

そのことが立証される日が来ないことに怯えている

パクった生活をして個性を主張して

ただただ怯えている自分がそこに立ち竦んでいる


仲間達が語っていた夢が少しずつ実現されていく

そんな仲間に嫉妬して

それでも努力に向かわず諦めようとしていた日々が続いた

負け犬だとはまだ認めたくない自分がそこにいる


自分がナニモノなのかすら分からないまま

他の誰かを傷つけて

自分の吐いた言葉が大切な人を失う切欠を作った

自信過剰だった日々から全ての自信を失う日々を重ねた


何かに動かされて歩んだ人生ではない

この人生は確かに俺が選択を続けてたどり着いた人生だ

失い続けた日々にも僅かな優しさがある

俺は今なおここに生きていかなければならないのだ


時間は喜びも悲しみも同じように風化させていく

最悪な事態にも俺から離れずにいてくれた仲間たちよ

俺がナニモノであるか俺よりも感じてくれている仲間たちよ

這いつくばって生きていく俺を見守ってくれた仲間たちよ ありがとう


両膝を銃で打ち抜かれた俺

今もまだ足はしっかり地に着いていかないけれど

ヨロヨロと立ち上がる俺を見届けて欲しい

俺は必ず俺の目指していた俺になることにしたから


この生きる道を仲間たちに捧げよう

この生きる道を家族たちに捧げよう

そして俺の愛する全てに捧げようと思う

この世界の美しさ、そして汚さに