生まれが雪国だったのは仕方が無いとして、
長い人生、どうしても雪が嫌なら移住のチャンスが
絶対に無かったかと言うと嘘になります。
だが、しかし!
年々、雪かきが大変になるのと同時に
同居の義母の足下が心配です。
そう、圧雪ならともかく、
スタッドレスタイヤで磨かれた
ツルツルテカテカのアイスバーンは超危険。
転んだら、怪我や最悪骨折です。
初期のスタッドレスタイヤは
それまでのスパイクタイヤに比べて効きが悪く
と言うか今でもスパイクタイヤの方が効きます。
でも、何故禁止になったかはご承知の通り。
結果、粉塵公害は無くなったものの、
滑った車の接触事故、転倒による怪我人が増えました。
スパイクタイヤが禁止されて30年以上、
タイヤメーカーは研究を重ね、
スタッドレスタイヤも進化していると思います。
その技術を靴底にも応用!
誰でも思い付きますよね。
でもね、儲からない商売はやりません。
ツルツルテカテカのアイスバーンが
全国的ならともかく、
北海道の他数県程度、
人口的には日本全体の約1割、
東京都の人口より少ないです。
それに、タイヤメーカーが直接靴を作る事は無く、
靴メーカーと共同開発(利益折半?)になり、
爆発的にヒットしたとしても、
他社がもっとお洒落で安い靴を出すでしょう。
実際に絶対に滑らない靴は存在せず、
いかに滑りづらくするか、であり、
だったら、冬靴に装着する金属のピン付きゴムで良い訳です。
でもね、外出時、アイスバーンの上だけ歩く訳じゃありません。
圧雪アイスバーンであんなに頼りになる金属ピンが、
公共交通機関、店舗、地下街等では邪魔だし床を傷付けます。
かと言って、都度着けたり外したりも段々面倒になります。
なので、どちらでも使える
スタッドレスタイヤの技術を応用した靴があれば、
と考えたのですが・・・
日本の有名タイヤメーカー数社を調べてみましたが、
以前は靴メーカーと共同開発で販売していたけど、現在は作っていない、
作っていても冬用の靴は作っていません。
そりゃそうです。
巨額の開発費をかけた技術を他社に無料で提供する訳がありません。
タイヤメーカーはゴム製品特化の企業じゃないし、
共同になり複数の企業利益を考えれば割高になります。
そんな訳で、
スタッドレスタイヤの技術を応用した
アイスバーンで滑りづらい靴は、
有りそうで無いのです。









