「千の風になって」が年間シングル1位
「第40回オリコン年間ランキング2007」シングルセールス部門の売上枚数&金額の2冠を獲得した秋川雅史=東京・港区のホテルオークラ テノール歌手・秋川雅史(40)のシングル「千の風になって」が18日発表された「第40回オリコン年間ランキング2007」でクラシック系アーティストとしては史上初となるシングルチャート年間1位を獲得した。売上枚数は今年、唯一の100万枚超えとなる111・5万枚を記録。売上金額でも、11・2億円とし、宇多田ヒカルらを抑え、トップとなった。また、アルバム部門ではMr.Childrenの「HOME」が118・1万枚、総合売上では倖田來未が73・5億円でそれぞれ1位となった。
「風といってもそよ風でなく嵐のようだった。この1年はとにかく忙しくていまだにこの現象が把握しきれていない」-。都内での表彰式に出席した秋川も戸惑いの色を隠せなかった。 昨年の大みそかをきっかけにすべてが変わった。初出場したNHK紅白歌合戦で「千の風になって」を歌うと、問い合わせが殺到。それから嵐のような日々が始まった。今年はテノール歌手として123本のライブを行い、また「千の風-」だけを歌ったステージが160本。テレビやラジオ出演や写真集出版など社会現象までに発展した。
売り上げ枚数は、2位にランクインした宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」(64・4万枚)の約2倍となる111・5万枚に達した。クラシック系アーティストの年間売り上げ枚数1位は、アルバムを含めても史上初。週間1位、2007年のシングルでは唯一のミリオン突破など、記録ずくめの1年となった。
千の風に染まった今年の日本音楽界だが、秋川は「信じられない。(受賞は)縁のないことだと思っていたので驚いています。でも、まだまだ満足はできないです。この曲は歌手生命が続く限り究極を追い求めたい」と前を向く。 31日には2度目の紅白も控える。「去年はすべてが不安だった。今年は堂々とテノールの良さを響かせたいです」。大きな自信を手に入れたテノール界の貴公子が、再びその歌声で名曲を披露する。
デイリースポーツ - 2007年12月19日
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