奈良県生駒市マツユキリサイクルの古紙リサイクル・古着リユース・古かばんリユース・古靴リユースのブログ

「捨てない、焼かない、活かしてリサイクル」株式会社マツユキリサイクル です。

古着・古かばん・古くつ・ぬいぐるみのリユース古紙リサイクルをおこなっております。

回収した古着・古かばん・古くつは100%輸出し、発展途上国で再利用(リユース)し、

地域の方々に大変喜ばれています。

着なくなった服、使わなくなったかばん、くつなどございましたら、ぜひお問い合わせ下さい。


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海外視察のご報告

弊社のブログをご覧頂いている皆さまへ

 

大変長らくご無沙汰しておりました・・・

ふと気付けば前回のブログ更新より1年以上も経っておりましたあせる

本当に申しわけございませんショボーン

 

ここ数年間、皆さまにお伝えする事が何もなかった訳ではございません。

むしろ、色々な出来事が次から次へと起こり、無我夢中で生きてきた・・・

そんな感じの数年間でした。

 

私達がリユース事業の一環として推進して参りました衣類事業も、ここ数年の

貿易相手国の不況や国内諸事情により、国内で不要になった衣類を焼却せずに

それを必要としている海外で役立ててもらいたいと言う私達のスローガンも

危うくなって、このままではこのリユース事業を諦めざるを得ない状況に陥ってきた

のですショック!

 

そこで、何とかその問題を解決するべく、今年の1月頃から、弊社のバイヤーだった

ケニアの人々と共に協力してUAE(アラブ首長国連邦)に新規事業を立ち上げる決心をしたのです。

 

皆様は、UAEという国に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

やはり、一番真っ先に思い浮かべるのはドバイではないでしょうか。

 

ドバイ・・・・セレブ達が住む都会に高いビルが至る所に立ち並び、白い民族衣装を

身にまとったアラブ人達が、金、銀、宝石などの煌びやかな装飾品を身に着け

あちこちにオイルマネーで潤った人々が贅沢に幸せそうに暮らしている国なのでは?

と少なくとも私は勝手にそんな風に想像していたのです。

 

この度、工場視察も兼ねてドバイへ行ってきたのですが、現地で見た事、感じた事を

皆さまにご報告させて頂きたいと思いますので、ご興味のある方は最後までお付き

合いくださいねニコ

 

1日目

関西空港から香港を経由し、約半日以上かけてドバイ空港へ到着!

 

ホテルへ向かうまでの道程で、まず私が最初に感じた事は想像していた国とは全く

違う印象だったという事でしたびっくり 

 

 

高層ビルは中心地に行かない限りそれほど多くもなく、むしろ周りは砂漠地帯が

どこまでも広がっており、緑がないっ!!ガーン木もあまりなく花もなく、何だか

田舎育ちの私には少し息苦しく寂しく感じました。
ただ、道路はとてつもなく広く、8車線以上の計画的に舗装された道路がたくさん

ありました。

その広い道路をドライバー達は時速100キロ以上のスピードで忙しそうに皆何処に

向かっているのか運転しておりました。 (怖かったですよ~)

そのドライバーのほとんどが労働者らしいです。

皆さん生きる為に必死で働いているんですね。

 

 

私たちの滞在していたホテルは、ドバイ空港から近いけれど中心地から少し

離れた場所に位置していました。

早速、ホテル近くの市内散策をして見ると、アラブ人はあまり見当たらず、パキスタン人

インド人、スリランカ人など主に南アジアから働きにきている人々を見かけました。

ドバイでは約70~80%がパキスタンやインドなどの外国労働者で成り立っている国だと

言う事を早速身をもって実感致しました。

 

2日目

早速、ドバイの現地工場へ視察へ行きました。

 

       ↑倉庫の外見

 

↑倉庫内の左片方(右側にも同じくらいの広さのスペースがあります)

 

    ↑衣類を選別している様子

 

私達は日本からこのドバイの衣類選別工場へ国内の衣類を送り、ここで何十種類にも衣類を

細かく分類して、アフリカ、ケニアへと衣類を輸出しています。

又、ここで働いている従業員のほとんどがケニア出身の方で、その他にウガンダの方

そして弊社の海外事業部からも日本人スタッフ1名が長期滞在し、彼らと早朝から夜遅くまで頑張って働いています。

 

屋外はもう11月だと言うのに38℃とまだまだ暑く、大きな扇風機1台で(まだエアコンが設置できていない・・・ゲッソリ

誰ひとりとしてサボることなく、お喋りすることなく真剣に黙々と働いている姿をみていると

私達が働くのと彼らが働く理由が少し違う事に気づきました。

もちろん私達も生活の為に働くことには変わりありませんが

彼らの働きには、一家の生活の糧が全て懸かっていて真剣なのです。

お金を得られないと祖国へお金を送ることも出来ず、食べ物も買えず、飢えて、それは死を意味するからです。

日本のように生活保護もなく、今日の糧は自分自身の力で稼ぐしかないのです。

 

又、私自身を振り返ると、普段何気なく ”しんどい~” ”疲れた~ 早く家に帰りたい”

とか言っていた事がとても恥ずかしく思えました。

私達よりケニアの人々の方がはるかに体が疲れていてつらいはずなのに、そんな様子は

微塵も見せず、私たちを笑顔で迎えて下さった従業員のみなさんの姿に心打たれました。

そして、自分自身の恵まれた環境にしみじみと感謝の念が沸き起こり、私も日本でこの

事業の為にもっともっと頑張らないといけないと心新にし、今回の海外視察で彼らから多くの事を教えられました。

 

 ↑選別した後の衣類を機会に入れ、梱包している様子

 

   ↑きれいに梱包された衣類たち

 

きれいに梱包された後は、現在はケニアへと輸出し現地の市場や内地へ循環し、私達の

国内で不要になった衣類が、このようにしてアフリカでは必要な衣類として役立っていることがわかりました。

又、この事業でアフリカの方たちの雇用が促進されていることは本当に大切なことだと感じます。

 

彼らは健康な体ももっていて、働く意欲があっても仕事がなければ生きて行けず、海外の

寄付で食べていくにも限界があると思います。

何よりも、労働で得られた収入で生活の糧を得る事は何ものにも代えがたい喜びがあると思います。

私達は彼らとビジネスを通して人間関係を築き、お互い支え合い助け合う事で信頼関係が

生まれ、今後もお互いがなくてはならない大切なパートナーとしてこの事業を邁進して

いきたいと願っています。

 

 

 

【 主な衣類の流れ 】  

 

㈱マツユキリサイクル     ⇒    UAEの工場      ⇒ 主にアフリカ(ケニア等)へ 

(無選別の衣類)              (衣類を選別する)

 

 

↑ 輸出準備中(40フィートのコンテナに衣類を詰めています)

 

↑弊社のスタッフNとUAE工場の責任者Graceさん

長いお付き合いなので仲良しですニコニコ

 

 

次へつづく・・・・・

 

 

 

 

 

コートジボワールの食べ物と人々

コートジボワールの食べ物編



       
  
        自生のパイナップル                   ココやしの木



    
       


     ココヤシの実の外殻をなたでけずると白い果肉がある。若い実はこの部分がゼラチン状

     内部にはほろ甘いココジュースが・・・




       

    食用バナナのおもち、主食のひとつ    バナナのおもちにソースをかけて食す





コートジボワールの人々


       

      カシューナッツを売る母娘           カシューナッツはうちが一番よ、今度も私の店に

                                 寄ってよね ここにいつもいるから! とすっかり

                                 お友達に・・・                                





      

    (左)今回コートジボワール情報を提供して下さった園田和子さん(コートジボワール在住30年)

    (右)右端、園田さんのご主人のモリ・トラオレ氏 (コートジボワール大学教授 CARASの主宰者)

    CARASで学ぶ子供たちと・・・・


 
  現在、コートジボワール在住の園田さんが、西アフリカの経済、暮らしなど様々な情報を届けて

下さっております。

  昨年7月から今年の2月まで日本に一時帰国され、日本の伝統文化でもある着物を

  是非アフリカへ伝えたいと着付けを楽しんでおられました。

  園田さんはコートジボワールで大学教授のご主人とともにNGO CARAS を主宰されており

  ホームスクーリングという日本ではあまり聞きなれない方法で学校を運営されております。

  簡単に言うと家庭学習のような場であるけれどその内容は充実しているようです。

  月曜日から金曜日まで朝9時から午後2時までと一般の学校と変わりないです。

  コートジボワールは1999年に軍によるクーデターが勃発し、2002年内線に突入。

  長年コートジボワールのアビジャンに居住しておられた園田さんとご主人が日に日に悪化していく

  教育現場を憂え、その頃不満を抱く教師らのストにより壊滅状態になりつつある学校に危機感を

  覚え、自分たちにできる事はないかと開いたのが教室の始まりだそうです。

  時に経済的に苦しい子供たちには無償で教育の機会を与え、時には通学するための交通費まで

  援助しているそうです。

  私が何気なく、『国から助成金は出ないのですか』と質問した時、園田さんはにっこり笑って

  『アフリカは日本のようにお金持ちではないので、そんなのはないのよ』って答えてくれました。

  

  私自身も園田さんから学校の様子をDVDで見せて頂きましたが、子供たちがのびのびと

  教育を受けている様子が伺われました。

  公用語であるフランス語はもちろん、英語での授業、日本の唱歌は日本語で、音楽も

  様々な楽器を使って楽しんで教えておられました。

  ある青年はエリーゼの為にピアノで演奏し、楽譜もある程度読めるそうです。

  そこでは特に子供たちに教育を受ける場を設け、彼らが将来自分達で食べていけるように

  自立支援のお手伝いをされているそうです。   そのために弊社の事業の一つでもある

  リユース事業も、彼らにとって将来性のある産業の一つになるかも知れないと語っておられ

  ました。

   

  弊社も今まで沢山の途上国を見てきましたが、犯罪の多くは貧困から来ている事が多いと

  気づかされます。 貧困の中にあっては食べる事が先で教育は後回しです。

  でも実は教育は私たちにとってとても大切な事であり、その人が潜在的にもっているあらゆる

  可能性を見い出し、生活の糧を与えてくれるものだと思います。

  園田さんもそのご主人も本当に自分の事のように一生懸命、又楽しげに子供たちとともに

  歩んでおられる姿はとても美しくて感動しました。

     

   

          

 


       


  (沢山の画像と現地の様子を届けて下さった園田さん ありがとうございました)


~衣類事情~


アフリカと行っても本当に広大過ぎて私達にはまだまだ知らない事だらけです。

ケニアは高地なので寒暖の差が激しく、衣類は冬物もOKであるとか、コートジボワールは年間を通して

気温の差がそんなにないので冬物NGであるとか、体型も国によって随分違いがあります。

日本人とよく似た体形の国もあれば、全く異なる国もあります。


今後も、海外視察を通して学ばなければならない事がまだまだありますが、出来るだけリユースに

ご協力して下さる皆様にお伝えするためにも、出来る限り努力して参りますので、どうぞ宜しく

お願い致します。



コートジボワールの産業



2015年3月29日(日)朝から雨


前回に引き続き、コートジボワール情報です。


コートジボワールの人々や自然、産業などを中心にお伝えしていきたいと思います。



1. カカオ

                    

 

              


                 カカオ畑。カカオの実

                





        

(左の写真)


カカオ豆からチョコレートを作ります。コートジボワールはカカオ豆の生産(年に1,200,000トン)世界第一。

豆の収穫は年2回(10月と2月)

(右の写真)


カカオの花、こんな固い幹から、けなげにやさしいピンク色の花つける。



2. ゴム


           
              


       去年植えた生ゴムの木。順調に育って7年後に、ゴムを生産しはじめる。
    

 

3. パームオイル




パームヤシの葉で葺いた雨よけ小屋、幹は建材としても使用される





  

    パームヤシ パームヤシの実



  
    
       


  パームヤシの実、この実からパーム油がとれる    パームオイルは、一般家庭や食べ物屋で需要 

                                    の高い食用油。  



 



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