私の教授する氣功には引退が無い。

その理由を紐解こう.もちろん本人の勝手じゃ無いけ?という反論もあるに違いない。

まあ聴いてもらいたい.私が教えを受けた師母は

その当時八十歳を越えていた.どんな基本訓練も我々と同じ回数をこなしていた。

私は,やれやれ,大変な婆サンだなあと

息の切れた身体を振り向かせて感心していたので

ある.こんな武術家がいるのだろうか?と言う

想いだった。今の私が情け無い。左手と左膝が悪いので左半身不随のようなものである,ケガしたと言えども、情け無い。それでも気力は充実して不正な事には怒りが込み上げて、怒鳴り声を上げたくなる.先日も杖をスーパーマーケットに忘れてウロウロしていると私より歳上と思われるおばさんたちに「おじいちゃん」「おじいさん」と声かけられて杖を発見した.去年生やし始めたヒゲが完璧に生え揃ったので余計におじいちゃんに見えもだろうが、白いヒゲはシュークリームのビアードパパの白ヒゲのようなヒゲになったから

親しみを込めて「おじいさん」と呼ばれたのは、生まれて初めてだった.だから新鮮で,可笑しくもあり,ニヤニヤしながら電動カートに乗って帰宅した。一つのことを真に極める為には、

どんなに歳をとってもそのことを続けるべきである。だから私は挫けない。腕の一本や二本動かすことできなくても他の身体の一部が動かすことできレバ,脳がやられない限り,氣功家には引退する

気持ちが無ければ引退が無い。

今の私がそうである。止める訳にはいかない。

あと五十年は続けたい。