あと一週間でサンフランシスコ講習会、第一回海外展開が終了して日本への帰国に向けて準備を

始めている.思えば、身体障害者の私がたった一人で、見たことない、会ったことも無い初対面者を触らずに投げ飛ばして、病人を治療するという無謀な企画を自分で立てて実行した。

第一回目であること、日本人と言えどもアメリカの暮らしが長いことや、瞑想をしたことない参加者がほとんどで勁空勁の成功率が大幅に少なかったのは、仕方ないことであったろう.しかし、

今回の講習会の意義は来年以降のサンフランシスコ講習会の続編を心まちにする参加者が出たことである.日本人だけでなく、他のコミュニティでもデモンストレーションを行い、初対面者を投げて、治療が成功したことで信用を得た私は来年以降のこちらでの講習会が開催される可能性があることを確信している.少林寺拳法を辞めておいたのは、大正解である。狭い人間関係の中で、さらに関係を狭めるような暗黙の強制的な師弟関係を強要する前近代的な組織では私のような自由奔放な人間が生きて行けるハズがない。

 今回の講習会では、仲間ができた.日本人もアメリカ人にもできた.第一回目としては上出来、いや、それ以上、大成功と言えるだろう。

何処の誰が単身一人で現地に赴き、これだけの規模の講習会を開催できると想うだろうか?

私は身体障害者となった時から何も諦めてはいない.むしろ、身体障害者になってもどれだけのことができるのか見せてやろうと意気込んでいた。脚は痛みがあったり、熊やピューマが出る山地の麓にある家は冬に向けてマキストーブの準備に

忙しい.足も冷えて来て、歩行の際には脚が冷えて歩きにくい状況ではあるが、家が一階なので床ばりが平らで歩き易くて杖を使わずに毎日歩いて いたらケガする前足の手を振りながら膝を

上げて歩く普通歩行ができるようになってしまった。気分がとても良い.普通歩行の感覚が甦り、大股で歩幅は増えて、早く歩けるようになった。短い距離なら、外に出ることもできるようになってしまった。嬉しく楽しみがまたできた。これを日本のかかりつけの医師に見せたら、何と言うだろうか? このまま行けば、歩行に使う筋肉を

鍛えることで、普通歩行ができることは間違いない。さて、来年こそハワイ講習会が開催される。

海外展開は予定通りに進行して行く。