戦後70年
終戦記念日の今日
各局で特集が組まれ放映されています。
戦争を知らない世代ですが
こうして放送で知ることはたくさんあり
あってはならない過去の過ちが繰り返されない事を願い。
手を合わせずにいられませんでした。
5年前に亡くなった祖母から子供のころから戦中の話しを聞きたがった私に
話してくれたはなし。
…………………
私の母は戦中 10歳で終戦を迎えました。
家族は両親と子供5人いましたが
戦中 思うように栄養が取れなかった
長女母の3歳違いの女の子と、叔母の下の男の子が1歳未満で亡くなりました。
祖父は 陸軍 隊長として指揮をとっていました。
祖父はたくさんの勲章を貰っていたと祖母は話していましたが
「こんなもの 何の勲章にもならない」
と終戦と同時に全て処分したそうです。
お国の為に頂いた勲章が
どのような意味があるのか
戦中を多く語らなかった祖父の悲しげな横顔を今でも覚えています。
目の前で仲間が撃たれたこと
連れて帰れなかった友
生きて祖国へ戻る気持ちは
張り裂ける思いだったと。
母は東京大空襲を逃れ 千葉に疎開していました。
祖母は、海軍の司令官になった祖父と横須賀へ
疎開先で 食料もまともに与えられない母(娘)を思い、小豆を詰めたお手玉を送り、母は 少しずつお腹の足しにしていたのだそうです。
終戦後、東京に土地を買い家族で過ごし
た家は、今は叔母が守ってくれています。
祖母から聞いた戦中の話しをメモをとり保管していた私に
母は、
そんな記録とって どうするの?
と
母にとって戦争は忘れたい記憶なのかもしれません。
争いがなく平和な世界を
願うばかりです
2015'8/15
【ブルー】平和