おはようございます。
気温は24.0℃、天気は晴れの朝です。
世界史では必ず出てくる古代中国の官僚試験。1300年ぐらい前から100年ぐらい前の清の時代まで行われていました。で、単に試験かと言うと、非常に複雑な仕組みになっていることに気づきます。
まず問題は四書五経から出されること。論語、孟子、礼記、春秋などです。
そして、県試→府試→院試→科試と行われ、ここまでで一応役人になれるそうです。でもこの後に、郷試→挙人覆試→会試→殿試と続きます。ちなみに殿試は、皇帝の前で行われるとか。で、これで終わりかと言えば、最後に朝考という確認作業で終了。
韓国の受験戦争も真っ青な仕組みです。
会場もこんな広い場所に、
弁当や寝具持参の長丁場。
当然カンニングもいろいろとか。上は服に書いたもの。
こちらは豆本。
答案も書き方があって、皇帝の名はご法度とか、意見を具申するときは自分をへりくだって書くなどです。
科挙が単なる試験だと思っていたら大間違いです。調べてみると面白いですよ。