5月31日に、イタリア人24名様のイタコ「口寄せ」体験を行いました。

盲目の女性で最高齢91歳の、八戸市市ノ沢の中村タケさんへご案内し、24名で「口寄せ」体験を致しました。




イタコさんへのご案内で、24名様の団体は初めてのことなので、2班に分けてと当初考えていましたが、不公平感があってはと考えて、思い切って全員を案内。
イタコさんへの仕事部屋「祭壇の間」と「控えの間」の、襖をはずしてご案内。それでも廊下にはみ出して「口寄せ」を体験するという状態でした。
歴史的には、中村タケさんが盲目女性としての、「Japanese・lastSherman」(日本最後のシャーマン)の貴重な巫技を体験しょうと、聞き入っていました。




この貴重な巫技を体験したあと、24名様はバスに戻り、バスの車中で「イタコを育んだ風土と人々の思い」をテーマに私の車中講話を聞きながら、下北半島の霊場恐山菩提寺に向かいました。

恐山菩提寺では、宿坊に2泊。菩提寺境内の霊場風景のなかで、それぞれゆっくりと瞑想や森林浴、walkingなどを楽しみながらの、体験ツアー。6月4日に東京・羽田空港に戻り、イタリアに帰国する、ツアーでした。