定例議会一般質問以外でも、放置自転車対策について確認をしております。

【1】質問。2021年1月20日(水) 
放置自転車対策につきまして、ご質問をさせていただきます。

①原動機付自転車は、撤去の対象になるのでしょうか。


②五香駅西口、出口付近において、2020年12月後半から写真のような状況の自転車が存在します。夜間は不明ですが、日中はずっと放置されているようです。この自転車について、3点質問をいたします。


1.この自転車について、市は認識をしていますか。
2.何か対策は取られないのでしょうか。明らかに「松戸市自転車の放置防止に関する条例」の「自転車の利用者が自転車を離れて直ちに当該自転車を移動させることができない状態をいう」に該当すると考えますが、市の見解は如何でしょうか。


3.少なくとも3週間以上、この状態が続いていると考えられます。一方で「どう考えても邪魔にならない場所に5分ていど自転車を置いただけで撤去された」と市民からのご意見があります。この対応の差について、市民にどのように説明をされますか。多くの市民が疑問に感じていますので、ご丁寧な説明をお願いいたします。


以上、宜しくお願いいたします。※写真については個人情報等の問題もありますので、こちらには掲載いたしません。

【2】回答。1月22日(金)
下記のとおり回答いたします。
①原動機付自転車は、撤去の対象になるのでしょうか。⇒対象外です。


②五香駅西口、出口付近において、2020年12月後半から写真のような状況の自転車が存在します。夜間は不明ですが、日中はずっと放置されているようです。この自転車について、3点質問をいたします。

1.この自転車について、市は認識をしていますか。
⇒令和3年1月22日、現地を確認し、撤去しました。
2.何か対策は取られないのでしょうか。明らかに「松戸市自転車の放置防止に関する条例」の「自転車の利用者が自転車を離れて直ちに当該自転車を移動させることができない状態をいう」に該当すると考えますが、市の見解は如何でしょうか。
⇒放置自転車に該当します。

3.少なくとも3週間以上、この状態が続いていると考えられます。一方で「どう考えても邪魔にならない場所に5分ていど自転車を置いただけで撤去された」と市民からのご意見があります。この対応の差について、市民にどのように説明をされますか。多くの市民が疑問に感じていますので、ご丁寧な説明をお願いいたします。
⇒市が計画した撤去日に、撤去作業を実施した時点で放置禁止区域の公道上に放置されていた自転車は、その状態に関わらず全て撤去しています。

なお、「どう考えても邪魔にならない場所」とありますが、「邪魔にならない場所だから」、「短時間なら」、「自分一人なら」と自分勝手な解釈で放置することにより、他の放置自転車を招き、歩行もままならない状態となる危険性を孕んでいます。放置自転車は、目の不自由な方、車いすやベビーカーを利用されている方、高齢の方、介護が必要な方などの通行の安全を脅かしており、福祉の観点からも引き続き、放置自転車対策を実施してまいります。以上

【3】再質問。2021年1月25日(月) 
再度、2点の質問をさせていただきます。
①について。
なぜ対象外なのでしょうか。原動機付自転車は、一般的な自転車よりも大きく重量もあります。点字ブロック上や、通行の妨げになる場所に置いてあれば、「目の不自由な方、車いすやベビーカーを利用されている方、高齢の方、介護が必要な方などの通行の安全を脅ことになります。一般的な自転車よりも、福祉的な観点からも撤去の必要性が高いと考えるのが普通です。なぜ原動機付自転車は対象外なのか教えてください。

②について
少なくとも3週間以上放置されていた自転車がある一方で、5分で撤去されたケースもあります。これだけ対応の差が生じた原因を教えてください。5分で撤去された市民が納得出るよう、丁寧な説明をお願いいたします。

なお「自分勝手な解釈で放置することにより」とありますが、この考えこそが松戸市における放置自転車対策の根本的な問題だと思います。

高齢者や障害者など、どうしても一時的にとめなければならないケースがあります。小さな子供達や、認知症を患った人などは、間違えて置いてしまうケースもあるでしょう。社会を支えるソーシャルワーカーと呼ばれる方々は、業務の特性上、自転車で現地まで近づかねばならないケースも多々あります。状況を考慮せず、全てを「自分勝手な解釈」と判断することは余りにも一方的であり、それこそ「市の自分勝手な解釈」と言えるでしょう。それが多くの批判をまねく原因なのです。

福祉とは「その人の事情を、どのように考慮していくか」傾聴する事からはじまります。そして状況・時間・必要性などを勘案して、他方とのバランスを考えながらルールを創りあげていくことを「福祉的な観点を持つ」と言うのです。残念ながら回答を読む限り、福祉の理念も、福祉の観点も感じることはできません。では①と②につきまして、ご回答のほど宜しくお願いいたします。

【4】再質問への回答。2021年1月25日(月) 
下記のとおり回答いたします。
①について。
⇒松戸市自転車の放置防止に関する条例は、自転車のみを対象としていることから、市が撤去することができません。駐車禁止区域等、道路交通法上の駐停車違反として警察が直接取り締まることが出来る場合があるので、警察と連携して対応しています。

②について
⇒市が計画した撤去日に、撤去作業を実施した時点で放置禁止区域の公道上に放置されていた自転車は、松戸市自転車の放置防止に関する条例第10条第1項に基づき、松戸市自転車の放置防止に関する条例施行規則第3条第1項の放置自転車移送通告書を貼付後、放置の時間とは関係なく、全て撤去しています。以上

【5】成島から。2021年1月26日(火) 
①松戸市自転車の放置防止に関する条例は、自転車のみを対象としていることから、市が撤去することができません。駐車禁止区域等、道路交通法上の駐停車違反として警察が直接取り締まることが出来る場合があるので、警察と連携して対応しています。

福祉的な観点から考えれば「松戸市自転車の放置防止に関する条例」に問題があると考えるのが普通です。

②市が計画した撤去日に、撤去作業を実施した時点で放置禁止区域の公道上に放置されていた自転車は、松戸市自転車の放置防止に関する条例第10条第1項に基づき、松戸市自転車の放置防止に関する条例施行規則第3条第1項の放置自転車移送通告書を貼付後、放置の時間とは関係なく、全て撤去しています。

この回答で5分で撤去された人が納得することは無いですし、そもそも「納得していただこう」との気持ちすら感じられません。市役所がその役割を果たすためには「市民との信頼関係」が何よりも大切であり、信頼関係を築き上げるためには、誠意ある対応を求められるのは当然のことです。
「5分で撤去された」と主張する市民は一人ではなく多くいらっしゃいます。市民から信頼を得ることができなければ、放置自転車対策以外の様々な政策にも悪影響を与えることは必然です。とても残念な回答でありました。
また日を改めてご質問をさせていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。


感想:駅を出てすぐの場所に少なくとも三週間は放置されていた自転車がある一方、5分ていど邪魔にならない場所にとめて撤去される自転車がある。福祉を理由に自転車を撤去するのであれば、これだけの差が出ることはありませんし、あってはならないことです。そもそも市民からの意見を「自分勝手な解釈で放置することにより」と一方的に決めつけることが根本的な問題なのです。

 

社会を支える「エッセンシャルワーカー」の方々への配慮がなければ、社会は成り立ちません。お子様、高齢者、女性など、社会的弱者への配慮がなければ、福祉は成り立ちません。それらの配慮を「自分勝手な解釈」とは、言わないのです。

市民からの意見をしっかり傾け、改善できるところは改善していく。それが街づくりの基本ですが、この回答にそれは感じられません。