これは僕が18歳のころのお話です
真夜中自分の異変に気付き目を覚ますと目の前に自分が寝ているではないですか
僕には超常現象の知識があったので幽体離脱だと直ぐに気付きました
このまま幽体が肉体に戻らなければ確実に死を迎えると思い必死に戻ろうとするが見えない力に引き付けられるように肉体から遠のいていくばかり
天井にぶつかる寸前トンネルのような空間に引き込まれ気付くとビルの屋上に足を外に投げ出すように座ってました
周りを見渡すと目の前は坂道を行きかう車
真下では人だかり
なぜ僕はこのような場所にいるのか思案していると隣に立つ人影
ここは何所なのか訪ねようとするとその人影は飛び降りたではないですか?
僕も引き付けられるようにビルから飛び降りる
まるでスロウモーションのように飛び降りる僕の目の前では
ビルの中で忙しく動き回るサラリーマン
さきほどの群衆は上を仰ぎ悲鳴をあげ 逃げまどい カメラのシャッターを切っているではないか
飛び降りる光景を目の当たりにした僕は地面にぶつかる瞬間再び光のトンネルに導かれたのでした
そして再び目を覚ますといつもの僕の部屋でした
ただいつもと違うのはまるで服を着たまま水浴びしたみたいに全身汗まみれでした
胸騒ぎを覚えつつ仕事をこなし自動車教習所へと向かいました
そこで何気にテレビのニュースを見るとそこには僕が夢で見た光景と同じ光景が広がっているではないか
そしてその時はじめて僕の隣に立った人影が某アイドルだと気付き愕然としました
もしかしたら彼女が自殺を止めて欲しいと願う気持ちが僕を導いたのではないか
もしその時僕が体験した事実を伝えることができたらと思うと居た堪れない気持ちでいっぱいです
それにしてもなぜ?彼女のメッセージを僕が受け取ることができたのか気になり調べてみたら同じ生年月日だという事実にいきつきさらなる衝撃を覚えるのでした
同じ生年月日ということで同じ心のバイオリズムが引き付けあい彼女のメッセージ受け取ったのではないだろうか?
運命のいたずらとは残酷なもの
もしそのことが事実ならこれほど残酷な仕打ちはないであろう
いまもなお彼女の短い生涯を生きた証として僕の心に生き続けてます