病気が発覚して
何も治療をしなければ
余命5ヶ月と言われたあの日から
1年半以上が経過しました。
積極的な治療はしないと決めた父は
去年の夏頃までは自分のペースで
庭いじりをしたり
畑仕事をしたり
家でいつも通りの生活を
続けていましたが
徐々に病状が変化していき
今現在は意識はあるものの
一日中うとうと眠っていて
痛みなどは最小限の薬で上手く
コントロールできています。
病状が変化していくなかで
食欲が落ち始めた頃が
見た目にも痩せていくのがわかり
父本人と父のそばでサポートしている母の
不安は大きかったと思います。
食べられない=死を連想してしまって
不安になるのは当たり前ですよね。
でも食べられないのは意味があって
おきていることなのです。
終末期では体の機能全般が
低下しているので
栄養や水分を適切に
処理することができません。
だから体は徐々に食べ物や飲み物を
必要としなくなるんです。
体にとっては自然なことですよね。
そんな状態で無理に
栄養や水分を入れると
適切に処理できないので
浮腫や腹水、痰や唾液の増加などに
つながり苦しい症状がでてしまいます。
最近目にしたこの言葉
「枯れるように死を迎える」
草木が静かに枯れていくように
無理な延命治療を行わず
水分や栄養の補給を自然に減らすことで
苦痛なく静かに最後を迎えること。
不必要な医療介入を避ける視点を
改めて与えてくれた言葉です。
父には大好きな家で
穏やかな死を迎えてほしい。
ただそれだけです。
父は幼少期に死にかけて
三途の川を見た経験があります。
川の向こう岸に綺麗な花が咲いていた
と言っていました。
今回はまだ夢の中で三途の川を
見ていないそうですが
見た時はお別れだねと父と話しています。