このブログ上で以前書きましたが、米軍部はピークオイル対策としての脱石油化に向け具体的に努力しています。その一端が1月29日に公開されたQDR(4年に1回ペンタゴンが国防政策を見直した結果の報告書)にも記載されています。

http://www.defense.gov/QDR/QDR%20as%20of%2029JAN10%201600.pdf

PDFファイルの後ろから18番目ないし19番目のページ(ページ番号87-88)に、F/A-18が菜種油由来の燃料でエンジンを試験していることが書かれています。明確にそう書いていませんが、おそらく菜種油から作ったジェット燃料と石油由来のジェット燃料を半分ずつ混ぜたものを試験しているのだろうと私は思います。

同じページに、強襲揚陸艦1隻がガスタービン・電動モーターハイブリッド推進式に改造されたことが書かれていますが、少しずつ米海軍が脱石油化に向けて実験を進めていることが伺えますね。