現在、液体のバイオ燃料は主に2種類想定使用されています。
(1) 穀物、芋類、サトウキビなどから採った糖を発酵させて得るエタノール
(2) 大豆など油糧作物から搾った植物油を加工して得るバイオディーゼル
これ以外に、
(3) 地上の植物の繊維質(リグノセルロース)を加工して得るエタノール
(4) 水中の藻類から得る油を加工して得るバイオディーゼル
が熱心に研究開発が推進されています。
研究開発の主流は(3)で、このブログでは(3)についてかなりの頁数を割いてきています。
日経ビジネス11月23日号では、(4)が紹介されています。アメリカ連邦政府のエネルギー省が支援をしている旨記事に書かれています。ExxonMobil、Dow Chemical などの大手企業がやろうとしているようです。
このほか、5番目があります。
(5) 藻類の繊維質やそこから採れる多糖類を加工して得るエタノールやブタノール
このブログでも、以前このブログテーマで取り上げました。三菱総研が研究しているそうですが、最近音沙汰がありません。
2カ月ほど前に、DuPont が取り組みつつあることが Wired Vision でわずかに報じられています。
現時点で、私が個人的に最も期待している液体バイオ燃料は、実はこの(4)や(5)、特に(5)です。
(12月28日に加筆)