OPECは原油産出量を加盟各国ごとに割当を決めています。

その割当比率は、加盟各国の埋蔵量の比率です。

加盟国がOPECルールを守る限り、埋蔵量が多ければ多いほどたくさん産出してよいことになり、たくさん輸出してたくさん稼ぐことができます。

で、80年代に突然埋蔵量が増えたのですが、その理由がこの割当ルールだと言われています。「本当は埋蔵量が増えたわけではないのに、増えたかのように繕っている」という噂があります。

OPEC諸国が埋蔵量の外部監査をさせないので、この疑いを強く持っている向きもあります。

で、その疑いを晴らすと称して、埋蔵量データの見直しをやっているようです。

フジサンケイビジネスアイ 6月6日(土)
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200906060041a.nwc

印刷媒体としての6月6日(土)同紙の39面でも見ることができます。

結果として多く見直してくるのか、少なく見直してくるのか、まだ分かりません。分かりませんが、目的を考えると、少なく見直してくる可能性が十分にあります。もしそうなったら、ピークオイルが世間一般の目にいよいよ現実味を帯びて見えてきます。