ちょっと寄り道してみましょう。

こう書くと穿ち過ぎだと言われるかもしれませんが、ジェネラル・モータースはこうなるだろうという想定を私はしています。

(1) 破産法11条適用申請。
(2) 年金・医療費・賃金を切り捨て。
(3) カーディーラー(販売会社)リベートも切り捨て。
(4) 部品会社向け債務も切り捨て。
(5) 破産会社に米財務省とトヨタ自動車とで共同出資、経営参画。
(6) 破産後は労組加盟労働者は新規雇用しない。
(7) カーディーラーと部品会社のうち重要なものを選んで財務省とトヨタで共同出資・融資。

そのココロは、「バイオ燃料や電池に関するDARPAやMITの研究成果とトヨタ自動車のHV技術とをつぎ込んで環境対応車両の開発に注力することによりGM(とフォード)を再生させる」ということです。

もちろん、これ以外のシナリオも十分考えられます。

が、自国の自動車メーカーが無くなっても構わないという陸軍軍人はいないと思いますので、米国政府は外国企業の助けを借りてでもGMを再生させようとすると思います。そして現状維持する限り米系3大自動車メーカーは日系メーカーに対抗できなくなっていることも誰の目にも明らかです。ですから、上述のシナリオが私の想定する第一のシナリオです。

軍絡みであるならば、助けを借りられる相手は「同盟国の企業」が限界ですね。

なお、どちらかというと電気自動車へと走りそうな気がしていますので、ジェネラル・モータース経営危機については、東京ソーラーでいずれ扱おうかとも考えているところです。