前回、「ある記事を読んだのをきっかけに」と書きました。

それはこの記事です。

日本経済新聞朝刊 4月14日(土) 25面

(Quote)
ドバイ原油続伸 7ヵ月ぶり65ドル台 東京スポット

東京原油スポット市場で中東産ドバイが十三日に続伸し、六月渡しが前日比一・五〇ドル高い一バレル六五・六〇ドル(中心値)を付けた。六五ドル台は昨年九月以来、七カ月ぶり。ニューヨーク原油先物の期近を上回る異例の逆転状態となっている。ドバイの上昇は三日連続。月初比では三・六%高い。

...(中略)...

一方、ニューヨーク市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近は十二日時点で六三・八五ドル。四月に入って騰勢がやや弱まり、月初比三・二%安い。 ...(後略)... (Unquote)

ちなみに、13日(金)のWTI期近の終値は、一バレル六三・六三ドルです。東京ドバイの13日終値より2ドル近く下です。

この記事を読んだとき、私は「えぇっ!?」となってしまいました。

「ドバイのスポット価格がWTI期近(この場合は5月限)より高くなった」

このことに驚いたのです。

過去の記事をさかのぼって調べてみると、この逆転現象は4月9日(月)の東京スポット市場から始まっています。