昨日に続いて Energy Bulletin 経由で到達した記事について述べましょう。

The Oil Drum というブログがあります。これもピークオイルに関心のある人達の間では有名です。

Energy Bulletin と違って、ここには私はブックマークしていません。読むのに疲れるんですよ。いつも議論が濃くて。(^^;)

Energy Bulletin 上に紹介された記事が面白そうだと思ったときだけ、私は読むようにしています。

で、この3月2日と3月8日の投稿は、とても重要です。

http://www.theoildrum.com/node/2325
http://www.theoildrum.com/node/2331

3月2日の投稿#2325によると年率8%(!)で減産です。新規開発油田からの増産を含めて「全体で年率8%の減産」という意味です。新規分を含めなければ、14%程度の減退率です。この減退率は、水平掘りしているところでは、ごく普通の水準だそうです。

これらの投稿の主旨に、私は全面的に賛成します。

3月2日の投稿の2つ目のグラフが、事態を一番わかりやすく表していると思います。

油井掘削用のリグの本数が2年前から激増しています。この本数は Baker Hughes というある特定の会社の本数だけですが、それでも全体の傾向を掴むには十分です。

リグが急増しているのに石油産出量が横這い~減少傾向にある...

これがピーク到来の状況証拠です。

昨年秋から、サウジアラビアが減産していることは日本の新聞でも報道されています。私は「これはいよいよガクッと来たかな?」と思ってみていましたが、いよいよ来ましたね。