石炭も有限な資源ですから、バイオ燃料を民間の自動車用にまわし、軍隊、民間航空業界では全面的に石炭液化燃料を使おうというのではないか、と私は推定しています。(石炭液化燃料の一部は民間の自動車用に供されると思います)
また、天然ガスの北米での生産が既に減少し始めていますから、天然ガスによる火力発電を原子力発電と石炭ガス化コンバインドサイクル火力発電(熱効率が50%超と高い)に転換していこうと思っているんでしょうね。
もちろん、利用できる地域では、風力発電や太陽電池も利用するわけですが、主要なエネルギー源となる、というところまでは想定していないんでしょう。
連載した「遠い将来」の中で述べたような「省エネ化効果を折り込んだ将来像」を想定しているわけではないわけです。