NEDOレポートの中では、ブッシュ大統領が一般教書演説で言及した「再生可能・代替燃料」は「石炭液化燃料」であるとアメリカでは解釈されていることが書かれています。
アメリカでは石炭は豊富なので、石炭液化は十分現実的です。エネルギー安全保障という観点からもアメリカにとっては優れています。
これはNASAも言い出していることですが、航空燃料としては、体積エネルギー密度の低さから、今のところバイオ燃料は非現実的と考えられており、航空業界では石炭液化燃料に注目が集まっています。
米海軍内の研究所が「石油減退による将来の燃料転換に伴って、石炭液化燃料の利用を推進すること」を提唱していることは以前#59で述べたとおりです。
昨年6月と9月には、石炭液化と同様の製造方法で天然ガスを原料に製造した液体燃料がB-52爆撃機でのテストに供されました。テストは成功しています。
こういう会社もあります。この会社は上述のB-52によるテストに燃料を提供した会社です。
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http://www.syntroleum.com/