#155でブラジルからエタノールを輸入することの非効率性を指摘しましたが、ブラジルは輸出振興に力を入れています。
アメリカはすでにブラジルから輸入しています。今年は250万キロリットルと予想されているそうです。アメリカ全体のエタノール生産量に対してどれくらいの割合になるのか、私はまだ把握していませんが。
中国は今年の6月から輸入を始めているそうです。
ブラジル国内では、内陸部から海岸までエタノールを輸送するパイプラインが建設中です。
とりあえず、金銭的な評価が物理的な評価に優先されて事態が進行しています。こういう状況は、石油が安く豊富に手に入るからこそ享受できます。一旦そうでなくなると事態は一変するはずです。
新たに「安く豊富に手に入るエネルギー源」を手に入れられない限りは。