9月8日(金) 日経朝刊 p9
インドネシア政府 エクソンに“最後通告” - アジア最大級ガス田開発 未着手なら鉱区没収も

[概要]
・インドネシア政府は、ナツナ島海域にあるアジア最大級の天然ガス田の権益を保有するエクソンモービルに対し「2007年1月までに商業生産を開始する確約書を提示しなければ契約を打ち切る」と通告した。
・エクソンモービルは開発開始をたびたび延期している。理由は、ナツナ・ガス田は二酸化炭素含有量が多いため
・契約解消後は再入札。新たな事業者を選定
・エクソンモービルの言:「現在ガス購入先と交渉中。権益を手放す考えは無い」


9月11日(月) tempointeractive
Electricity Supply Reduced
http://www.tempointeractive.com/hg/ekbis/2006/09/11/brk,20060911-83778,uk.html

[概要]
・インドネシア国営電力会社PLNはジャワ島・バリ島地域の電力供給量を半減させ300メガワットにした
・理由は、石油燃料消費を減らすため
・2006年のPLN予算では石油燃料は1リットルあたり5000ルピアで見積もられていたが、現在6300ルピアになっている
・この電力供給量削減は年内いっぱい続く見通し
・2007年になると石油を燃料として使わない発電所が稼動するため。それらの発電所には、チレゴン・ガス・蒸気発電所、チラチャップ蒸気発電所、タンジュンジャティ蒸気発電所、が含まれる


9月12日(火) 日経朝刊 p9
インドネシア最大級石油精製所建設計画 - ベネズエラも参画へ

[概要]
・インドネシア国営石油会社プルタミナ、イラン国営石油会社が元々ジャワ島にインドネシア最大級の石油精製所建設を合弁事業として実施予定だった
・この計画にベネズエラ石油公社が参加することが決まった
・ベネズエラが加入するのは、原油確保と資金不足が問題となったため
・イラン産原油、ベネズエラ産原油をインドネシアで精製し、日本など東アジアで販売
・ベネズエラ石油公社が投資額の25%を、原油供給の50%を負担する
・日本にも参加を呼びかけている
・新石油精製所の能力は日産30万バレル
・総投資額40億ドル(4700億円)