テーマ:てんさい


全般的に言うと日本は資源の乏しい国ですが、それでも砂糖作物を生産している地域が2箇所あります。

一つはすでに挙げた、沖縄県を中心とする南西諸島です。さとうきびを生産しています。

もう一箇所は北海道です。甜菜(てんさい)を生産しています。十勝平野でバイオエタノール製造・利用による地域振興策が練られています。

十勝圏振興機構(とかち財団)という財団法人があり、2年前から研究してきているようです。

環境省が2年前の平成16年にE3(エタノールを3%混合させたガソリン)の利用を都道府県に推進させるべく動き始めています。それと時期が一致していますね。

私は、これは京都議定書対策なのだろう、と推測しています。環境省はエネルギー需給について考えるのが担当の官庁ではありませんからね。それに、いくら国内生産を推進したところで、国内生産するバイオエタノールだけで国内のガソリン代替需要の大部分を満たすのは不可能でしょう。そうしますと、「エネルギー安保」を主目的とするのはなかなか難しいと思います。

出発点においては二酸化炭素排出量削減が動機だろうと思います。