母の体調が崩れると、
日常はあっという間に非常事態に変わります。
片づけて、付き添って、
気づけば一日が終わり、
「考える余裕」そのものがなくなっていました。
そんな中で、
今度は私自身が体調を崩しました。
この数日間は、
書くことよりも、
ただ目の前の現実を回すことで精一杯でした。

こんばんはMatthiasです。
母が子どものように見えるようになってから、
私の生活はガラリと変わりました。
何度も何度も同じことを聞かれることに、
イライラしてしまうこともありました。
でも最近は、
「今回は何回で覚えられるかな?」
「どうやったら覚えられるかな?」と、
ゲームのように考えられるようになってきました。
そうして母の反応を楽しむようにしていったら、
母がよく笑うようになったのです。
母が笑うと、私もどんどん楽しくなっていきました。
車を運転していた時のこと。
いつも母は、自分が運転しているかのように
周囲を確認してくれるのですが、
助手席から身を乗り出して後方を確認する姿が、
サイドミラーを隠してしまい、正直とても邪魔でした。
そんな時
「邪魔だ!」と文句を言っていたのですが、
「オーライ!」と軽快に声をかける母が面白くて、
私はツボにはまり、しばらく笑いが止まりませんでした。
だって、オーライですよ(笑)
今まで一度も言ったことのない言葉
かわいい🎵
私がイライラして、大きな声で
「だ ・ か ・ ら ーーー!」と言っていた頃の母は、
萎縮して黙ってしまい、
その後の話はまったく聞く耳を持たなくなっていました。
でも、
「こーきたかー」と受け止めて、
ゲームに変えて声をかけるようにしたら、
毎日がとても楽しくなったのです。
それでも、
どうしてもゲームにできない日の私もいます。
出かける時は、何日も前から
「✕✕に行って、そのあと〇〇に行くよ」と伝え、
当日まで何度も同じ話をして、
出発前にも確認します。
先日の車移動の時のこと。
その日は、コンビニで支払いをしてから
スーパーに行く予定でした。
コンビニの用事を終え、スーパーへ向かう前に、
私は母の好きそうなアイスを見つけ、
車で待っていた母に渡しました。
嬉しそうに包みを開け、頬張る母。
ホント子供みたいにアイスに夢中でかわいい🎵
そして、こう聞いてきたのです。
「もう帰るの?それともどこかに行くの?」
ここで、少し急いでいた私のプチイライラが発動してしまいました。
でもね。
「もう、何度も言っても覚えられないんだから。
おばあちゃんは運転しないんだし、黙ってアイスでも食べておきな!」
…と、
笑いながら言ってしまったのです。
母も、笑っていました。
同じようなことを言っても、
怒りを押さえながら言うのと、
笑いながら言うのとでは、
こんなにも反応が違うのか、と気づきました。
この出来事をきっかけに、
言いたいことを黙り込むのではなく、
軽く吐き出しながら、
母と私、お互いが笑い合える関係でいよう、
そう考えられるようになりました。🎵
母の意見を尊重しようと、
「AとB、どっちがいい?」と聞いても、
「どっちでもいい」と答える母に困ることもありました。
でも、
時間をおいて別の聞き方をすると、
答えがもらえることもあり、
いろいろなパターンを発見するのが
楽しくなってきました。
私は子育てをしたことがないのですが
子育てってこんな感じですか?
もしそうなら、
子どものいない私に、
子育てのような経験をさせてもらえている。
有難い
育児は「育自」とよく言いますが、
本当に育自になっています。
私の「器」は、
少しずつ大きくなっています(笑)
有難い
母は先日、87歳になりました。
こんなに長く、母と一緒に過ごす時間を
与えてもらえていること。
有難い
大きな病気もなく、
お風呂、トイレ、食事、着替え――
最低限のことは自分でできています。
ありがたいです。
病気でも、寝たきりになってしまっても、
会話ができることがありがたい。
たとえ会話が噛み合わなくても、
一人だけでは、会話にはならないのです。
究極、
生きていてくれるだけでありがたい――
今はそう感じています。
早くにご両親を亡くされた方は、
きっと、そう考えるのではないでしょうか。
お母さん。
そこにいてくれて、ありがとう。
これで、
認知症になった母に振り回され、
見て見ぬふりをして、
戸惑い、怒り、泣いて、笑った私の話は、
ひとまず終わりです。
母との生活は、まだまだ続きます。
これからも、
毎日をゲームのように楽しみながら
暮らしていこうと思います。
ここまで そこそこ長い長文連載をお読みいただきませて
有難うございます。
ここに、時系列で書かせていただいたことで
改めて心の整理ができたこと 感謝いたします。
☆☆☆☆☆☆☆
介護の中で、
立ち止まってしまったり、
同じところをぐるぐる考えてしまったり。
そんな気持ちを、
どこにも出せずに抱えている方も
きっといるのではないでしょうか。
そこで、
「答えを出さなくていい」
「ただ話したい」
そんな無料のお話の場を、
つくろうと考えています。
愚痴でも、迷いでも、
まとまっていなくて大丈夫です。
吐き出すだけで終わっても構いません。
参加を希望される方は、
この投稿のコメント欄に
「参加希望」とだけ入れてください。
詳細は、個別にお返しします。











