フォーク歌手を目指す全くダメダメな気弱な若者の成長過程と、それを応援する彼とは全く正反対の不良達について、全て事実に基づいて記録に残します。

第1回目の今回は、その主人公である、フォーク歌手を目指す栃木県出身26才の石川君を紹介します。

大学を卒業後、安定したJAに就職するも、フォーク歌手になる夢を捨てきれず、両親や友人達の反対を押し切って3年前に上京。
新聞配達、牛丼屋、ガソリンスタンドなどのバイトで生計を立て、敬愛するボブディランのようにいつか俺もっ!と夢を見ているまでは良いんですが、、、
素直で真面目で凄く良い奴なんですが、、、
色白でガリガリで髪の毛はペタっとしてるし、緊張すると顔はひきつるし、鼻の穴はぴくぴくするし、、、

残念な事に、『これっ売れんだろっ!』的なオーラは全くありません・・・
性格やルックスだけならまだしも、実は詩もいまいち・・・
どころではなく、一言で言えば昭和です。
フォーク歌手なら一番大事だろっ!と言っても言いような詩が昭和なんです。

救いは曲です。これが良い!!
と言うわけではなく、まだ聞いていないだけなのでこれは後日報告します。

更に残念な情報は価値観。今時なら何は無くても携帯電話って感じだと思うのですが、まぁ一応は持ってます。でもパケ・ホーダイは未契約。よってメールは送らないし、受けたくない。なので通話はもってのほか。もはや緊急連絡ツールとしての認識なんです。

そんな彼がパソコンなど持っている筈もなく、インターネットなんてとんでもないっ!・・・・

これはおじいちゃんの話じゃありません。
2010年平成22年の12月現在、26才の若者の話です。

でも、僕は面白いっ!と思っちゃったんです。
僕同様、二人の仲間も、コイツ何とかしちゃう?!と思っちゃったんです。

何故なら、持っているのはギターと鉛筆と紙だけです。
かっこいいじゃないですか!
それで本気で『売れるまで帰れないんです!親を喜ばせたいんです!』と純粋なんです。

物に溢れた今の世の中、物質に頼らなければ何も出来ないのか。
確かに必要な物はあります。
でももっと大事なものが、彼には有るような気がします。

ただ、ギターと紙と鉛筆だけで勝負するなら、これだは持っていて欲しいと思うものがあります。

それは『自分を信じる強い気持ち』です。

それを持たせるため、僕達3人が応援します。

どうか皆様、温かく見守って頂きますよう、お願い致します。

追伸
才能は・・・未知数です!