田中松太郎オフィシャルブログ 創意工夫・日々実践・日々改善
夏の参議院選挙からインターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法改正案が衆議院の委員会で採決され、全会一致で可決されました。
ネット選挙については2月末にアイレップが行った全国の有権者1000人を対象とした、ネット選挙解禁に関する意識調査では、約過半数の方々が賛成しています。もちろん私もこれまでの古い公職選挙法にうんざりしている立場ですので、この動きには賛成です。
しかし、一方で
2013年7月の参議院議員選挙から解禁が見込まれているSNSの活用については、72.4%が「SNS上で候補者・政党と積極的に関わろうとは思わない」と回答。何らかの形で関わっていくと回答した有権者は27.6%と低いのも現状です。もっとも、年代別にさらに詳しいデータを取っていけば、恐らく年代が高くになるにつれ関わりたいと思う方が増えると思いますが、若い世代に対してどのようにアプローチをしていくべきか、やり方を間違えると逆効果になりまねません。
例えば若い世代でよく聞く話が、選挙カーでうるさく名前を連呼する候補者には逆に入れない(投票しない)とか、電話作戦で自宅に電話がかかってきた候補者には逆に入れないなど、従来の選挙運動の方法に対しても否定的な見方をしている若い世代の方々も多く見受けられます。SNSの積極利用により、これまで政治のツールとして使われてこなかったコミュニケーションツールが政治利用されることに嫌悪感を示す方々もおられるはずですので、情報を発信する側としてもいろいろと配慮が必要です。
法案は12日の衆議院本会議で採決された後、参議院での審議ののち今月中に成立するものと思われますが、7月の参議院選挙でのネット利用が初のケースとなり、この選挙でのネット利用のメリット、デメリットが今後の日本のあらゆる選挙に大きく影響を及ぼすだけに、ネットを選挙に利用する側は、より慎重な対応を期待します。


ついにTPP交渉の参加が正式に決定されました。
自民党は完全に公約破棄の状態です。

個人的にはTPPへの参加そのものについては十分に他の参加国と議論を重ねたうえで、慎重に判断していくべきという考えのもと、その交渉のテーブルにはもっと早い時期についておく必要があったと考えます。
とくに、このTPP交渉については先行して交渉している内容がほとんど外部に公開されず、極秘に進められている状況の中で、あとから参加する日本にとってはかなり不利な状況であるのは明らかです。

TPP参加による問題は、マスコミが報じている米を中心とした農業だけの問題ではありません。問題の本質をしっかりと理解したうえで、政府が頻繁に口にしている国益を、言葉だけではなく、真の国益について考えたうえで今後の交渉をしっかりと進めていくべきであると考えます。

今回のTPP交渉参加に関し、またこれからの動きについて、早くもメディア操作がおこなわれているような気がしてなりません。我々はしっかりと真実を見極める目をもって、今後の動向を把握していく必要性があるのではないでしょうか。
選挙にでるにあたり、費用はどの程度あればよいのか?
そんな質問をときどき受けます。

もちろん私個人が候補者の経験をしていることもそうですし、これまでの社業においても様々な選挙の政策立案から選挙ツール制作、選挙カー製作などを経験しているということから相談を受けることが多いのかと思います。

特に今年は私の地元甲賀市において、甲賀市議会議員選挙が秋に行われます。
今の市政に対する不満からか、あるいは日本の未来に対する不安からか、理由はそれぞれにあると思いますが、前向きに市議選に向けて挑戦してみたいということを考えておられる若い世代の方々がでてきているというのは事実であり、そうした方々からの相談があるのも事実です。

志があり、それなりに人脈もあるが、先立つものがない・・・。
特に若い世代であれば、豊富に資金がない場合が多く、また、甲賀市の選挙に限っては、一般的な選挙によくある公費負担が一切ないため、選挙に出る費用は全額実費になってしまいます。
恐らく滋賀県下でも甲賀市だけがこのような状況になっているのではないかと思われますが、要するに、「カネのない奴は選挙にでるな」という、裏返せば「お金に余裕のある人しか選挙に出られない」状況になっています。
ちなみに、誤解のないように書き加えておきますが、私が出た県議選は公費負担がありましたので、決して私自身はお金に余裕がある人ではございません。

最近ではネット選挙の解禁に向けて動き出していますので、今後の選挙運動は従来とは異なる新しいカタチになる可能性もありますが、田舎の選挙はまだまだ古い体質が色濃く残っています。

お金をかけずに、若い世代の志をもった議員をより多く誕生させるために、今の私にできることは何か、会社の利益などは度外視して(社長に怒られそうですが)、選挙に最低限必要なものを格安パックで提供しつつ、少しの勇気と決断ができれば誰でも選挙に挑戦できるようなサポートをしていけるような仕組みを提供していくことが必要ではないか、そんなことを考えながら日々、いろいろな方々とお話をさせていただいております。

とにかく、田舎では若い全くの素人の方が選挙に出るということは、相当大変なことであるということで、見えない圧力と戦っていくことも必要となってまいりますが、そもそも、そのあたりが変わらなければ新しい時代はやってまいりません。そういう同志とタッグを組んで新しい挑戦をしていきたいものです。

京都市男女共同参画センターにて開催されました、ステップファミリーのワークショップに参加してまいりました。これは京都府地域力再生プロジェクト支援事業の補助金事業で、昨年まで私が通っておりました政策スクール「一新塾」の仲間の森田氏が企画し開催されたものです。講師に心理カウンセラーの長原洋子氏をお迎えし、ワークショップ形式で開催されました。
ステップファミリーとは、子連れで再婚し新しい家庭を持つことを言います。私自身はステップファミリーではありませんが、主催者である森田さんをはじめ、ステップファミリーで悩みを持っておられる方々が集まり、今まで人に言えなかった悩みや体験談などを涙ながらに語っていただきました。
日本でも離婚が増加傾向にあり、これに伴い再婚も増え、ステップファミリーも増えつつあります。そんななかで、特に子連れで再婚をされた場合の子どもとの関係、コミュニケーションの取り方など、多くの悩みを抱えながらもなかなか人に相談できず、また同じ境遇の人が周りにいないため自分の悩みを理解してもらえなかったり、悩みを抱え込んだ状態でつらい日々を過ごしておられる方がたくさんおられます。
今回は、そうした方々同士が話し合いをする中で、お互いの悩みの共有や新たな気づき、これまで抱えていた悩みのはけ口として、非常に有意義な時間を過ごされたことと思います。また、私自身も、悩みを抱えた方々の生の声を聞かせていただき、あらためて家族の在り方、親子の関係の在り方について考えさせられた部分が多くあり、また、こうしたコミュニティーの必要性についても強く感じさせていただく大変よい機会となりました。
あいにく、別の会議が大津市内でありましたので、途中退席させていただきましたが、参加された皆様方にとっても大変良い機会であったのではとないかと感じさせていただきました。

kyoto-danjyo



近江八幡市のホテルニューオウミにて開催されました、徳永久志参議院議員の新春のつどいに出席させていただきました。
会場は500名ほどの多くの支援者でにぎわっており、東京より野田前総理もお見えになり、事実上夏の参院選に向けた決起集会になっていました。

現状のままでは、この夏の参院選は徳永陣営にとっては非常に厳しい状況の選挙戦になることは明らかです。それだけに、かなり危機感をもって選挙に向けた訴えをされていました。

また、動きはじめた安倍政権に対して、単に野党として批判するばかりではなく、評価できるところは評価しながらも、実態の見えないアベノミクス効果への警笛を鳴らしておられました。2%の物価上昇で日本経済を活性させるとはいうものの、この政策自体が直接国民の所得増加にはつながらず、国民にとっては物価が上がり、所得が増えず、結果的に国民生活を圧迫する危険性があるということを、しっかりと見極めなければならないといった訴えておられました。

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