「なんで?」って超便利!
前回の記事で、次女(小2)に「もし誰かに何か不本意なことを言われたら、「なんで?」っていうといいよ」と言った、というようなことを書きました。なぜ黙ってスルーでもなく、言い返す、でもなく、「なんで?」というのか。以前、次女(小2)が学校から帰ってきた後機嫌悪そうにしていたので、どうしたのか聞いてみると「○○ちゃんに「ダサい」って言われた」と言いました。(○○ちゃんはとくにいじめっこというわけではありません)「今の小学生って「ダサい」なんて言うんだ!死語だと思ってた~(ノ゚ο゚)ノ」と思いましたが、もちろんそんなことは声に出さず「そうなんだ、それは嫌な気持ちになったね」「そう言われたとき、次女はなんて答えたの?」と聞くと、黙ってその場を離れたとのこと。以前、病院で今日は絶対待たされる!という日に病院の本屋で買って読んだらおおーなるほど!てことが書いてあった本がありまして。ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術ゆうきゆう著に書いてあったのですが、アメリカの実験で、誰かが誰かに嫌なことを言われた時の、対応の仕方・黙って受け流す・感情的に言い返す・落ち着いて言い返す(?だったかな?わすれちゃったけど)をみて、傍観者がどう感じるかという実験をした結果、「黙って受け流す」人が一番印象が悪いと言う結果が出たそうです。まじか ∑(゚Д゚)昔さんざん親とかに、嫌なこと言ってくる人への対応で、「相手にするな」「言わせとけ」「気にするな」「男は黙ってサッポロビール」みたいなこと言われていたのに。沈黙は金じゃないってよ!桐島、部活やめるってよ!まず、傍観者からすると、嫌なこと言われているのに黙っているのは、それを受け入れていると思われてしまい、言われた人の評価が下がってしまうらしいです。(いやなこと言われただけなのに!理不尽!)そしていじめの当事者には、嫌なことを言われても相手が黙っていると「こいつは何を言ってもいい」と思わせてしまうそうで、エスカレートする可能性大、だそうです。てことは、例えば教室で、誰か「○○って××じゃね?」みたいな感じでに嫌なことを言って、言われた本人は「気にしない気にしない」 、と頑張って耐えているのに、クラスメートからは評価が下がり、いじめっ子からはさらに嫌がらせをされる、という理不尽な悪循環に陥りかねないということです。なので、嫌なことを言われた人は、不本意ながら黙らずに返事をしなければなりません。ちなみに「なんでそんなこというの!!」といったような感情的な反応は、相手を喜ばせるだけだそうです。そこで出てくるのが、冷静な「なんで?」そのあと相手が返してきたことに対してオウム返しも有効と書いてありました。「あなたは「私の性格が悪い」っていっている?」からの「なんで?」とか。詳しいことは↑の本を読んでいただければと思いますが。ともかく、次女のお友達への反応は、一番望ましくなかったということがわかります。誰かに何かを言われて、とっさにうまい切り返しをすることって難しいし、そしてそれが自分にとってうれしくない言葉であればなおさらだし、うますぎる反撃で相手をコテンパンに言い負かしてしまうのも、その後の付き合いに支障が出ちゃうし(笑)、まずは黙らず、冷静に「なんで?」と言えるといいね、と次女にも話をしました。そのお友達とは今でも普通に仲良くしているのですが、仲の良いお友達こそ、なにか「あれ」ってなった時に「なんで?」って言い合えるといいのではないかと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。