日本人のボクシングファンすべてが

嫌いなルイス・ネリを

井上尚弥が期待通りに

葬ってくれましたね(^▽^)

 

井上戦の前に。

前の3試合の感想というか。

 

井上弟の試合は案の定、凡戦で。

もともと期待もしてないし

興味もないからあまりよく見てなくて。

大した見せ場もなく終わったな

という印象。

チャレンジャーが明らかに

体格的に優位だったのに

まったく活かせてなかったなと。

ここはどうでもいいや。

 

元K-1選手とやらの

武居という選手は

K-1自体にまったく興味ないので

全然思い入れもないけど、

まあ、相手からしたら

トリッキーな動きが多くて

やりづらそうな選手だなと。

ただそれだけで、

効いてるパンチは

ほとんどないように見えたけど。

正直、モロニーが順当に

判定勝ちするかと思ってたけど、

動きが派手な分、

ジャッジの判定に影響したのかも。

ずっとKO勝ちしてるから

那須川天心と違って

パンチ力はあるのかもだけど、

K-1に対する思いも薄いので

まあ、頑張って、くらいの感想。

バンタムは中谷潤人が

(美味しい相手ばかりで)

たやすく4団体統一しちゃうんじゃない?

あるいは強い相手を求めて

(井上尚弥への挑戦の話が出れば)

階級上げても面白いけど(^_^;)

 

井上尚弥の試合は別格として、

今回3試合の中で一番目を引いたのは

最初に組まれた

『ユーリ』阿久井 政悟選手と

桑原 拓選手のタイトル戦。

チャンピオンになった試合も見てたけど、

正直、そんなに印象に残らなかった。

もちろん現役時代を知ってる

『勇利アルバチャコフ』に似てるって

『ユーリ』とつけてるとかだけど、

どこが⁉という印象くらいしか

残ってなかった。

 

夕飯の準備しながらだったけど

試合をずっと見てて、

東京ドームという大きな会場で

タイトル獲るより難しい

と言われる初防衛戦で、

なんと冷静なことかと、

めちゃくちゃ感心した。

相手は同い年のかつて日本タイトルを

争った相手で、いわばライバル。

冷静に相手のパンチをガードしてはずして

自分のパンチは的確に当てて、

なんとクレバーな試合運びだと

3試合の中では一番見てて面白かった。

最初から最後まできっちり見てたわけでは

ないけど、

自分の見立てではフルマークに近い

ワンサイドだろうと思ってたら、

117-111が二者、118-110が一者の

ユナニマスで防衛でした。

案外、こういう選手が息が長く

チャンピオンでいたりすると思うけど、

人気が出るにはこういう試合でも

倒せる力がないとね、というところ。

でも日本人対決だと

こういう意地の張り合いになるから

なかなかKO決着にならないので、

真価が問われるのは次の試合かも。

 

しかし、最初の3試合見てて、

ほんと辟易したのが

実況のひどさ。

1試合目がチャレンジャー贔屓、

2試合目は井上弟贔屓、

3試合目は武居贔屓。

大抵自分は実況に惑わされないよう

音消して見たりするけど、

どうでも良かったし、

井上尚弥が負けることは

まったく予想してなかったので

音声ありで見てたけど、

なんだこりゃ、呆れた。

まあ、いいや。

 

さてさて、メインの

井上尚弥vsルイス・ネリ

日本人のボクシングファンなら

恨み骨髄のルイス・ネリ。

自分の予想は

早ければ2R、遅くとも5Rで

井上尚弥のKO勝ち。

好戦的なネリのことだから
初めから前に出てくれば

ドネア同様、2Rくらいで倒すと。

倒しきれなくても

ネリの動きに慣れた5Rくらいに倒すと。

そう予想していた。

 

立ち上がりに井上尚弥が

ダウンを取られたけど、

やっぱりネリは危険な相手だと

再認識すると同時に

過去の因縁は自分には関係ない

と言ってはいたものの、

やっぱり意識していたところは

あるんだろうなと

感じた立ち上がりでもあった。

 

大体、立ち上がりは

相手の様子見で

慎重に立ち上がり

1R後半あたりで距離感を掴んで

攻撃をし出すというのが

いつものパターンなのに、

今日はいきなり威嚇の

大きな右スイングブローを

放ってみたり、

割と前のめりに立ち上がったような印象。

いわゆる『かかりぎみ』で

冷静さを欠いて立ち上がったのではないか。

そこで不用意にネリの左フックをもらって

ダウンを取られたと。

幸い、フラッシュダウンだったため

大きなダメージもなく

むしろ、それで冷静さを取り戻し

前のめりの気持ちにブレーキがかかった

のではないかと思う。

 

2Rでダウンを取り返して以降は

いつものように

相手との距離感を完全に把握して

ネリのパンチをもらうことなく、

5R終盤にこれぞダウン‼

というダウンを取って、

残り30秒で仕留めに行ってもいいところ

冷静にダメージを積み重ね、

6Rの壮絶な決着シーンに繋がったと。

 

まね、手前味噌ながら

5Rに結構深刻なダウンも取ってるし

初回のダウンがなければ

2R決着も5R決着もあり得たと

思ってますよ(^_^;)

 

いずれにしろ、

見たいような見たくないような

複雑な感情を持ってる人たちが

たくさんいた中で、

完膚なきまでに日本人の敵‼

ルイス・ネリをグゥの音も出ないほどに

叩きのめしてくれた井上尚弥には

山中との2試合で

恨み骨髄に達した我々としては

まさに溜飲の下がる思いでしたよ。

負けても莫大なファイトマネーを

手にすることだけは複雑な思いは

残りますが、

まあ、我々の気持ちを晴らしてくれた

ネリへのご褒美として

許してやることにしましょう。

 

サム・グッドマンが試合後

リングに上がっていたけど、

もはや井上尚弥を倒せるのは

井上尚弥しかいない、

そう思わざるを得ない内容でした。

 

この直近の3試合を見ると、

戦い方として正解だったのは

タパレスでしたね。

ポール・バトラーのように

亀になってしまってはどうやっても勝てず、

ドネア2のドネアのように

前に出ては強烈なカウンターの餌食になり、

タパレスのように

攻防を切り離してメリハリをつけた

戦い方に一番苦戦した印象があります。

とはいえ、最後はKOしてますが。

 

次は9月にグッドマン、

年末にアフマダリエフ、

なんてスケジュールになるのかな。

9月はもしかしたらオイルマネーの中東⁉

 

タイソンが大番狂わせを起こした

東京ドーム。

もちろん当時も生で見てたけどね。

戦前にネリが勝つ、なんて予想した

嫌われ一家の親父もいたけど、

変なジンクスもこれで払拭したし、

年末も東京ドームありなんじゃない?(^▽^)

 

また凄いもの見させてもらいました(^▽^)

次も楽しみです(^▽^)