いつかはレガシィ。

僕には高校生の時から、こんな事を考えていた。

僕はスバルのレガシィが好きだった。

理由は単純で、よく見ていた番組でレガシィのCMがやっていたからだ。

そんなこんなで就職して、数年が経った時、同僚がレガシィに乗っているのを知った。

しかも、好きな年式のやつだった。

同僚「俺、車変えるんやけど、いるか?」
僕「はい、欲しいです!!」

人生史上最大の衝動買いだった。

色々いじってあった車だったので、家族からは「ヤン車」と言われ、同級生たちからは、「似合わん車乗ってるな~」と言われたが、気にしなかった。

冷却水が漏れたり、盗まれそうになったりと色々トラブルもあったけど、その倍以上楽しい思い出をくれたレガシィ。

彼女(今の嫁さん)との淡路島デート

広島までの深夜ドライブ。

兵庫県、全市町役場巡り。


伊坂幸太郎さんの『ガソリン生活』を読んだ。
車たちの目線で描かれる物語。
人間たちの知らない所であんな風にしゃべっていたら面白いな~。

もし声が聞こえたら、こんな事いっていたのだろうか。

「もって優しくクラッチを踏んでくれないか」
「おい、ガソリンが切れかかっているぞ 」
「意味もなくシフトレバーを触るんじゃない」



うん、聞こえなくて良かった。