文子は、足取りも軽やかに家路へと向かった。文子が、工藤泰造の自宅を、後にし東京についた頃は、もう辺りは暗くなり始めていた!文子は、その足で美容室へと駆け込んだ!長年、編み込みをしていた…そう!あの頃工藤が「綺麗だよ!」と言ってくれた!あの時のままの編み込みをした長い髪を!バッサリ切り、白髪混じりの髪を黒く染めた。 翌日、文子は、パートの仕事を終え、いつもの様に居酒屋 みさと へと向かった。文子は、店に入っていく!そして文子は、ふっと!改めてこの店が、こんなに広くて明るい店だったのだと!思った。 すると「文さん!おはよう!」と、見習いの男子が、声を掛けてきた!文子も「おはよう」と返した。すると続けて男子が言った「文さん!髪を切ったんですね!似合ってますよ!若くなっちゃったね!」文子が言った「えっ!本当ですか‼」 続いて板長が言った「本当だ!短い髪、似合うね!惚れちゃいそうだなぁ」文子は笑顔で答えた「えーそんなぁ」と!はにかんだ。文子は、改めて気付いた。居酒屋みさと!が、こんなに明るくて家庭的な店だと言うことに! 繁盛店のみさと!は、その日も残業になった…食器を洗い終わる頃には、夜の12時を回っていた。残業になった日は、いつも板長が「送るよ!」と声を掛けくれた!いつもの様にタクシーを呼ぶはずが!板長がタクシーを呼ぶ前に、文子に言った「文さん!お腹空いてないか!ラーメンでも食べに行く?」 文子は、工藤を失った自分の人生に迷いや不安も感じ誰かと一緒に居たい、と言う気持ちも有って!二つ返事で「はい!食べたいです」と答えた。 二人でラーメンを、すすりながら世間話等をしていた…すると板長が身の上話をし出した!若い頃は、酒!ギャンブル!女!と家庭を省みず遊んでいた結果、奥さんが子供を連て出て行ってしまった事!その後何度もやり直そうと連絡をしても何の連絡も貰えず!子供にも会えなくなってしまった事!それからは、酒だけは仕事上、少々嗜むがギャンブルも!女も!一切止めた!との事だった。板長が、更に言った「俺もこの年になって!思うんだ、そろそろ店を退職して!常連さんだけが通う様な小さな個人店を、営みたい!」と文子が焦ったように言った「えーそんな!板長が、居なくなったら!寂しいです‼」すると板長が言う「文さん!本当に、そう!思ってくれるの?実は文さん!みたいな人と一緒に店を営み!此れからの人生を支え合って生きて行きたいと、思っているんだ!文さん!考えてみてくれないか?」 「えっ!私!私何か!何の取り柄もないし!板長さんには、綺麗な!お客様のファンが、沢山居るじょないですか!」すると板長が、答えた「あーあの、お喋りな!叔母さん達か‼あのお客さん達に話を合わせてあるけど本当は自分は、文さん!見たいに静かで優しく自分を包んでくれる様な女性が好みなんだ!前々から文さん!に好意を持っていたんだよ!文さんは、聡明で、優しい女性だよ!」 文子は、胸が一杯になり、涙が溢れてきた! 板長が、そんな風に自分を見ていてくれたなんて!文子は、感動してしまった!今まで何の取り柄もない自分と思っていた!そんな自分をこんな風に思っていてくれた!…すると、板長が、焦ったように言った「ごめん!ごめん!文さん!気にしなくて良いよ!…俺が!勝手に、文さんを好きなんだから!」文子は、答えた「違うんです‼嬉しくて…」  「えっ本当に、それじゃ文さん!良いんだね!俺と一緒になってくれるんだね!」文子は、恥ずかしそうに「はい…」と頷いた。すると、遠く彼方から ふみ~ と言う声が聞こえた…(ふみ!良かったね)と確かに!母の声が聞こえた!文子は、答えた…母さん!私!幸せになります! END  最後までご覧頂き有り難うございました。小説はしばらく、お休みしますが、次回は占いについて投稿させて頂きます🙇此れからも宜しくお願い致します🙇