前年の開校記念祭では工事中だった売店上の食堂は

今回は営業していました。
防衛大学校は三崎口からも近いので

三崎まぐろが有名なのだそうで、

息子のススメもあって、

三崎まぐろ丼を食べてみました。

 



お昼ごはんを済ませると、

防衛大学校関係物故者顕彰碑献花式です。

3年に一度の自衛隊中央観閲式の前に

自衛隊関係物故者慰霊祭があって、

安倍総理、稲田防衛大臣が参列されたことは

ニュースでもやっていましたが、

棒倒し等で有名な防衛大学校開校記念祭で

顕彰碑献花式が行われていることを知る人は

少ないと思います。

私は息子が防衛大学校第1学年のときの開校祭で

この行事がある事をはじめて知り、

翌年の開校祭からはスーツを着て行くことにしました。

顕彰碑献花式は関係者のみの列席で、

私のような一般の参加者は遠くから

眺めている事しか許されませんが、

同じ思いを持たれている一般の方々も20名くらい

毎年いらっしゃっています。

 

 

今年も新たに3名の防衛大学校OBが事故等で殉職されており、

まだ小学生とか中学生くらいの女の子たちを含めた

遺族の方々が参列されていました。

育ち盛りのお子さんを遺して殉職された

自衛官の方々はどんなに心残りだったでしょう。

息子は防大55期(現在28歳)ですが、

同期にはやはり殉職者がいます。

防大の1期生から、昨年卒業した60期生まで、

同期に殉職者がいる場合は代表者が参列し、

献花をするのですが・・・・・・。

献花は4人ずつ並んで行う形で、

防衛大学校第1期から4期までの代表者、

第5期から第8期までの代表者というように

進んでいくのですが、抜けている期はなく

「53期から56期の代表者の方」という司会の案内に

やはり4名が席から立ち上がりました。

息子の同期の55期は陸上自衛官のS田2尉が

代表者として参列していました。

そして最後に「57期から60期までの代表者の方」の

案内で席を立った代表者は3名でした。

息子がいうには57期には殉職者がいるとの事なので、

殉職者を出していないのはおそらく58期か59期の

どちらかだけのようです。
この平和な日本で、国防のために

人知れず若い有能な人材が命を失っている。

私はこの現実から目を背けてはいけないと思うから、

開校記念祭のたびに顕彰碑献花式の場をこの目で見、

開校祭の2日目には必ず顕彰碑の前で黙祷を捧げているのです。