日本の夏の風物詩の一つに「盆踊り」がありますが、
3万5千人もの人が参加する盆踊りをご存知ですか?

実はこの盆踊りは日本ではなく、マレーシアなんです。



クアラルンプールの夏の風物詩として定着した盆踊りは
1976年に初めて開催され、昨年は35周年を迎えました。
クアラルンプール日本人会、クアラルンプール日本人学校、
在マレーシア日本国大使館が共催。 

日本人学校の男子生徒による太鼓のパフォーマンスを皮切りに、
「東京音頭」や「ドンパン節」などに合わせ、
日本人もマレーシア人も一緒に踊りを楽しみます。
会場のシャーアラムのコンプレックス・スカン・ネガラには、
ジャスコや伊勢丹など30以上の屋台が出店。
長蛇の列ができる屋台もあります。

昨年の人出は約3万5千人。
当日夜の記者会見で中村滋全権大使は
「日本でもこの規模の盆踊りはなく、ギネスブックもの。
また、マレーシア人の若い人が多くきてくれたことがうれしい」
とコメントしました。
また中村大使は、被災した日本へのマレーシアからの援助に対する
感謝の意を込めて昨年の盆踊りを
「ありがとう マレーシア」と題したことに触れ、
さらに盆踊りへセランゴール州政府からサポートを受けたことに対しても
感謝の意を述べました。

35年の歴史を経て地元のマレーシア人にすっかり定着した
この盆踊りは「世界一の規模」といわれています。
マレーシア人の若者のなかには着物風の衣装を着ている人も多く、
日本人以上に楽しそうに踊っています。
夜が更けるとともに人も増え、日本人会日本舞踊部などが踊る
櫓の周りには、幾重にも踊りの輪ができるのです。


今年も今週の土曜日、7月14日にマレーシアで盆踊りがあります。

19:00 和太鼓パフォーマンス。
19:15 盆踊り
19:45 ゲストによる踊りパフォーマンス
20:00 盆踊り
20:30 ゲストによる踊りパフォーマンス
20:45 盆踊り
21:15 閉幕

マレーシアと日本との歴史をお知りになりたい方は、
是非とも次の記事をご参照ください。


http://ameblo.jp/matsumotokyosuke/entry-11144612774.html