3月24日の産経新聞1面に

「石原新党へ超党派議連-平沼氏ら29日旗揚げ-」

という記事があったが、この記事に対して

違和感を持ったのは決して私だけではないと思う。


たちあがれ日本の平沼赳夫代表が

超党派の「国家経営志士議員連盟」を

発足させることが23日、分かった。

海江田万里元経済産業相ら

民主、自民、みんなの党などの

首都圏選出議員らが設立呼びかけ人に名を連ね、

29日に国会内で設立総会を開く。

平沼氏が東京都の石原慎太郎知事とともに進める

新党構想への布石とみられ

消費税増税にからむ野田佳彦政権の迷走を受け、

与野党を巻き込んで動きが加速する公算が大きい。


この書き出しで、いきなり感じた違和感は

海江田下経済産業相とともに

平沼先生が新党構想への布石など

絶対にありえないということだ。

他にも設立呼びかけ人に名前を連ねた

みんなの党の柿沢未途、桜内文城の名を見て、

新党構想への布石などというのは

産経新聞記者の憶測記事以外の何物でもないと

私は感じた。

平沼赳夫先生の思想信条を知っている者なら、

このメンバーでの新党旗揚げなど

絶対にないことは誰にでも分かる。


私が一番信頼している大阪の同志から

今回の議連の呼びかけ人の一人である

自民党の下村博文氏の情報が入った。

実は下村先生もこの記事には驚かれたというのだ。


下村先生はこの記事に対して

次の通りに述べられているとの事だ。




この議連は
民主党からは、海江田万里、鷲尾英一郎氏ら6人、
自民党から私と馳浩氏ら4名、
たちあがれ日本から、平沼赳夫氏ら3名、
みんなの党、国民新党、無所属と
計17名が呼びかけ人になっている。
石原新党のための布石の議連では決してなく
誰に取材して書いたかわからないが、
残念ながらこれで何人かの呼びかけ人はぬけるだろうし、
この議連そのものが広がらなくなてしまうだろう
石原新党に関係なく、
今の日本国家に危機意識を持っている議員
党派を超えて当然おり、
いろいろな連携を水面下ではしている。
その1つとして新たに「国家経営志士議員連盟」が
設立されることになったということだ。
ただこれらが1つ危機のうねりとなり、
石原新党や大阪維新の会.、あるいは
政権再編につながる、新党・連携・保守再編の
ドラスチックな流れとなる可能性を私も期待したい。
戦後日本社会で伝統文化は軽んじられ、
領土問題、拉致問題等の国家的課題を
解決する気概が失われつつある。
このままでは日本人の美徳は失われ、
戦後追求してきた経済発展も水泡に帰す
これは、設立趣意書の文言だが、
この原因は今の民主党だけでなく、
自民党にも責任がある。
自民党も自己総括をし、
創造的破壊としてもう1度、
本来の保守の立場に立った政策を打ち出さない限り、
この日本を立て直す主役はなり得ないと、
私は考えている。
既成概念にとらわらず、
日本国家を強くする政治の実現に向け、走っていきたい。


下村先生のおっしゃるとおりである。
私も平沼先生とたちあがれ日本が中心となって
新しい日本の保守勢力を創ってほしいと願うが、
こんな産経新聞のいい加減な記事に
間違っても惑わされてはいけない。