昨日の台北時事が伝えるところによると
台湾の社会福祉団体「金車教育基金会」が
高校生や大学生を対象に行った
国際観に関するアンケート調査で、
台湾の若者がなお
日本を最も友好的な国だと思っていることが分かった。
一方で、最も非友好的な国は依然、中国としており、
経済・貿易関係が日増しに深まっている半面、
対中感情は一向に改善していない実態も浮き彫りになった。
 
調査によると、「台湾に友好的な国はどこか」との質問(複数回答)に、
過去最高の56.1%が日本と答え、3回連続で首位だった。
2位は米国の39.7%。
他方、「友好的ではない国」には87.9%が中国を挙げ、
2005年の調査開始以来、4回連続でトップとなった。
2位は韓国の47.4%。
 
同基金会は若者の対日観について、
「アニメやドラマなどの影響のほか、
東日本大震災をきっかけに
台日友好の雰囲気が盛り上がったことも
プラスに作用したのではないか」と分析している。
 
アンケートは10月上旬に高校生や大学生1600人を対象に行い、
89.1%に当たる1425人から有効回答を得た。