本日、自民党文部科学部会にて、
朝鮮学校の授業料無償化については、
垣総裁から野田総理候補へ反対の抗議と
審査を辞めるよう申し入れ行う
方向で決定した。


今国会の会期末、しかも民主党代表選の大詰めの時期に

凍結していた朝鮮学校に対する高校無償化適用の

審査手続きを突然、菅直人が再開するよう指示したことは、

市民運動家として憎たらしいやり方だ。


我々は国民はこういった緊急事態に動くこともできず、

保守的な人たちもせいぜいブログかツイッターでぼやくだけ。

自民党、たちあがれ日本、民主党内の一部の保守派が

反対の声をあげるにとどまった。


ぎりぎりの政治状況で動けるのは政治家だ。

だから保守派の国民運動に関わる人間は

その政治家をいかに動かすか考えなければならない。

政治家は国民のために働く人たちなのだ。

政治家は選挙で選ばれなければ「ただの人」であり、

有権者の声は大きな影響を持つ。


ただ、野党と政権与党との差は大きい。

政権与党でないとできないことは多数ある。

民主党亡国内閣のやろうとしていることに

ブレーキをかけるのは野党であるが、

実は政権与党の民主党の中の

保守派の人たちの存在も大きい。

これは左翼リベラル陣営にとっても

頭の痛いところなのである。

ブログを見ていると、民主党というだけで

全否定をしているような方がおられるが、

国民運動として政治家を動かすことを考えるなら

そういった議員はこちらに取り込まなければならない。

敵に回して何の得があろうか?


民主党内閣が発足して以来、

政治や保守に目覚めた方も多いと思うが、

ブログやツイッターでつぶやくのみで、

いかに政治に関わっていけばいいのか

その方法を知らない方がほとんどではないかと思う。


実は保守系の国民運動を展開している人たちは

60年安保、70年安保の頃から

左翼運動に対抗して闘ってきた

民族派学生運動出身者が多い。

もちろん政治家にもそういう方が多数おられる。

そういった保守系活動家のスタートは

実は左翼活動家の模倣でもあったのだ。


よく言われるのは、

左翼は活動家だが、保守は評論家で何もしない。

ブログやツイッターで世論を少しくらいは

動かすことはできても、

政治の現場では左翼の前に明らかに劣勢なのです。


先ず、政治家を動かすために

市民運動(国民運動)を展開する人たちは

国会の開会中は「院内集会」というのをやる。


以下に、左翼連中のやっている院内集会の例を

3つほど挙げておくので、参考にしてほしい。


http://www.kyokiren.net/_action/innai_shukai4.html


http://www.jca.apc.org/~p-news/YUUJI/teisyutu0529.htm


http://www.jca.apc.org/stopUSwar/signature5/put_up_first.htm



国会は今日で閉会したので、

閉会後の国民運動のやり方ですが、

今回の朝鮮学校無償化の問題に取り組む場合は

文部科学委員の地元事務所への訪問が先ず必要。


文部科学委員会 委員名簿


デモや街頭宣伝活動、FAX・メール攻撃が


効果がないとは言わないが、

推進派は直接議員に賛同を請願している。

とにかく直接ぶつかることが必要です。

特に国会最終日の昨日今日あたりは

請願の最終局面でしたが、

残念ながら、保守運動の方々は

左翼リベラル側の方々の熱心さを

学ぶ必要があるのではないか?

そう思う程何もしていませんでした。

野田佳彦新民主党党首は

どじょうのように泥臭くと言いましたが、

政治家の心を動かすには、我々も同じように泥臭く、

日も仕事を放り投げて議員会館へ突入する

くらいでないと話にもなりません。

左翼リベラル側は工作員という

「活動が仕事」 の人間や、

日教組、労組といった「闇専従」という

反日活動のセミプロたちでも

無駄足を数多く踏むのは覚悟の上でひたすらに、

議員一人一人への、国会事務所、地元事務所への

訪問をして回っているのです。


本当に日本を変えたいと思うなら、

たった一人ででも、国会事務所あるいは

地元選出の委員がいれば、その地元事務所に

訪問して訴えてください。

私が学生時代、先輩活動者から言われました。

「一人でも出来る。二人なら尚出来る。

三人いれば完璧だ」と。

三人いれば立派な「陳情団」ですよ。


さきほどは朝鮮学校無償化でしたが、

人権侵害救済法案を何とかしたいと思うならば

法務委員の事務所を訪問するのです。


法務委員会 委員名簿


全国の本当に日本を守りたいと考えている
保守系の同志の皆さん。
是非、地元から戦いを始めて行ってください。
そして秋の臨時国会が始まったら
「院内集会」でお会いしましょう。