平成21年より争われてきた

『生命の実相』の著作権をめぐる裁判は、

3月4日、東京地方裁判所627号法廷に

おいて、宗教法人「生長の家」ならびに

株式会社日本教文社の全面敗訴、

財団法人生長の家社会事業団ならびに

株式会社光明思想社の勝訴が

言い渡された。
 この裁判は、

初版本革表紙『生命の実相』復刻版の

印税を、発行元の日本教文社が

著作権者の生長の家社会事業団に

支払っていなかったことに端を発している。
 『生命の実相』の著作権は、

谷口雅春先生が昭和21年、

生長の家社会事業団を設立された際、

その基本資産として事業団に譲渡され、

谷口雅春先生は署名捺印されて

東京都に「証明書」を提出されている。

また、著作権が生長の家社会事業団に

譲渡されている旨を明記した

著作権登録申請が、

谷口雅春先生が亡くなられた後の

昭和63年に、奥様の谷口輝子先生、

二代目総裁谷口清超先生、

谷口恵美子先生連書で捺印されて

文化庁で正式に手続きされた。

こういった事実があるにもかかわらず、

宗教法人「生長の家」は

強引に『生命の実相』の著作権を

生長の家社会事業団から奪おうと画策し、

今日の事態を招くに至った。
 しかし、この度の裁判によって、

財団法人生長の家社会事業団は、

谷口雅春先生の御教えを伝えるために

設立された株式会社光明思想社から

今後とも聖経及び聖典を引き続き発行し、

また『生命の実相』は新版として

刊行していくことになった。


生長の家社会事業団に著作権があるのは

『生命の実相』全巻

『真理』全巻

聖経『甘露の法雨』

聖経『天使の言葉』

聖経『続々甘露の法雨』


現在の宗教法人「生長の家」から

『生命の実相』と聖経『甘露の法雨』が

無くなれば、もはや生長の家の亜流

もしくは分派としかいいようがない。


谷口雅春先生といえば愛国者であり

戦後の日本の保守運動の中心となり

昭和天皇御在位50年奉祝運動、

元号法制化実現を成し遂げた

最大の功労者である。

しかし、谷口雅春先生の死後、

宗教法人「生長の家」はすぐさま

日本を守る国民会議を脱退し、

政治活動を完全停止した。

それどころか、現在の三代目総裁

谷口雅宣は大東亜戦争を侵略戦争といい

今や民主党の支持者でもある。

生長の家は谷口雅春先生の死後、

この男の手によって変節に変節を

重ねて今に至っているのである。

バカな反日どもが、そのことを知らず、

今も生長の家が谷口雅春先生の頃と

同じ(それが事実ならどんなにいいか!)

だと思い込み、

日本会議やチャンネル桜は今も

生長の家というカルトと繋がっているなどと

馬鹿げた事を書いているのを目にする。

偏見で物事を見る人間がいかに愚かか

よく分かるというものだ。


谷口雅春先生は他にも、生長の家が

東京に移転して最初の拠点となった

歴史的存在の土地、記念の建物は

生長の家本部の「永久の歴史的史跡」

として、保存すべきであるということで

谷口雅春先生の死後は

「本部に寄付する」という遺言書を作り

登記所に登記されました。

しかし、3代目はこれを叩き売り

山梨に広大な土地を買い

新しい本部を作るという暴挙にも出ました。


私は戦後の日本の愛国運動に関わった

一人として、谷口雅春先生を尊敬している。

しかし、他の多くの愛国者と同じように

谷口雅春先生の死後の

宗教法人「生長の家」を

本当の「生長の家」とは思っていない。

それどころか、現在の「生長の家」は

「創価学会」以下にしか見ていない。


しかし、今回のこの判決により

生長の家社会事業団そして光明思想社が

谷口雅春先生の著書をこれからも

守り続けてくれることになったと知り、

日本人として大きな期待を寄せるものである。