3年生は自宅研修期間となり

卒業式を迎えるのみとなりました。







大学での野球継続者は

既に練習参加している選手も多数います。

(無事に全20名の進路が決定)


ここで野球継続者の進学先を紹介します。

赤羽大夢  松本大

北村和哉  大阪産業大

富田寛太  セイコーエプソン(軟式)

塩沢篤人  高千穂大

小林康生  拓殖大

竹内晴紀  新潟医療福祉大

中村歩夢  朝日大

丸山隆人  東京経済大

佐々木輝  松本大

指方壱蔵  都留文科大(準硬式)

青栁颯   大正大

井出澤柊也 セイコーエプソン(軟式)

今井遥斗  足利大



7割が野球継続し
その他、
専修大など7名が進学。


野球継続者は

高校での経験を糧に

さらなる飛躍を遂げてほしいと願っています。










以前にこのような記事を

取り上げて頂きました。



【コラム】松本第一高OBはなぜ卒業後に伸びるのか?田中監督に聞く

https://www7.targma.jp/nines/2022/02/03/post6938/





本校野球部は、夏は準優勝止まりと
未だ甲子園出場がありません。
しかし、大学進学後に活躍をしたり
プロ、社会人、独立リーグなどで活躍する選手も多くいます。






これについて私の考えをまとめてみます。

現在、日本通運で活躍する川船
(松本南シニア、拓殖大)は
大学で150㌔を出すまでに成長しましたが、
高校での公式戦はわずか1勝のみ。
シニア時代もエースではありませんでした。

ちなみに、
牧世代は春県優勝したにも関わらず
第一シードで挑んだ夏は、初戦敗退。





どちらも優れた実績を引っ提げて
大学で勝負!という訳にはいかなかったが、
そこから生まれたハングリー精神や
甲子園常連校から来た選手に負けてたまるかという気持ち、大学での誠実な努力など。
高校での失敗があったからこその
その後の成長だったのではないかと推測します。
(全て本人から聞いた訳ではないので私の主観も入っています)




そう考えると、
高校野球はあくまでも通過点。
しかし、どうしても世間に与える
『甲子園』の影響が強いため、
高校で結果出すために促成栽培を試みて、
完成形を作ってしまうこともあるのでは
ないかと思います。
(良くも悪くもうちにはあまりそういった
強制という部分が他よりも少ない気がします)

もちろん『甲子園』によって、
その後の道が開けた人もたくさんいると思うので、
否定するつもりはありません。




本当に大切なのは高校卒業してから。
ある程度伸び代を残してあげたまま
高校を卒業させてあげることも
甲子園に出場することと同じくらい
大切ではないかと考えます。

甲子園に出場したは良いものの、
いつまでもその成功体験を拭いきれず
目標を見失ってその後野球をやめてしまったり、
人生の最高潮が18歳だったなと
大人になってから今を頑張れないことは
とてももったいないと思います。








もう1つ。
これまで高校でレギュラーをとれなかった選手が、
自分の力にあった大学に行き、そこでレギュラーを
獲得したという例も過去にあります。
なかには神宮でプレーした選手もいました。

高校でレギュラーになれなかったから
野球は終わりではなく、そこでの失敗を力にし、
環境を変えればその後いくらでも伸びる可能性は
あるということです。
身体の成長が人よりも遅くて、
高校のうちに芽が出なかったという
可能性も十分にあります。

だからこそ、
野球は高校で終わりではなく
できるだけ長くやってほしいと思います。


高校野球で『甲子園』を目指した
ことによって燃え尽き、野球はもうやりたくない
などとできるだけ思ってほしくありません。
野球は本来楽しいものです。


今年もありがたいことに
ベンチに入れなかった選手の中からも
続けたいという選手がでてきてくれました。
少しは楽しいと思ってもらえたのかなと思います。






色々書きましたが、

これが『甲子園』にでられない
言い訳みたいになってはいけないので、
・甲子園出場
・卒業後も活躍できる選手の育成と
両方を目指していきます。