明けまして、おめでとうございます。

 

今回は、新年の抱負と街頭演説チャレンジの経過報告について、お話をさせていただきます。

 

 

年が明け、令和3年になりました。

 

今年は、勝負の年です。

 

僕は、改選を迎えます。

 

 

今任期中は、議員としての、そして、政治家としての仕事との向き合い方について、深く考えさせられました。

 

そのきっかけになったものは、こころの病気です。

 

3年前に適応障害を患い、1か月の入院生活も経験しました。

 

僕は、ザ・政治活動である色んなところに顔を出すということが得意じゃなかったみたいです。

 

案外と人見知りで、毎日たくさんの人と会うということが苦手で、これは、僕の能力の問題ですが、スケジュールをこなすために、本来の議員としての仕事が疎かになってしまうことにも抵抗感を覚えていました。

 

そういった日々のストレスが蓄積されて、不眠や集中力の低下、気持ちの落ち込みといった症状が現れました。

 

このままだと、長い人生を懸けてこの仕事を続けていくことは難しいと思いました。

 

それどころか、いつも前向きでキラキラした僕(松木フィルタ―を通すと自分の姿がそう映っていました)には永遠に戻れないと、本気で考えていました。

 

 

このままではいけないということは間違いなかったので、気持ちを整理し、腹をくくりました。

 

僕は、市議会議員という仕事にやりがいを感じていましたし、みんなが笑顔になれるまちづくりに全力を尽くす自分に誇りを持っていました。

 

この純粋な想いを大切にすべきだと考えました。

 

自分の性格を変えることはできないので、仕事へのアプローチの方法を変えてみました。

 

 

苦手なことなのに、色んなところに顔を出す政治活動をしなければいけないと考えていたのは、僕の弱さです。

 

そうしなければ自分の立場が危ういという恐怖心が動機だということです。

 

立場があってこそ、はじめて仕事ができるという考え方もあると思いますが、僕の場合、本来の仕事に必要なエネルギーを確保することができず、本末転倒になってしまいます。

 

議員としての仕事に打ち込み、一部の利益ではなく、みんなのための政策を追求し、その結果を広く市民のみなさんに評価してもらう。

 

それが、僕には合っていると思いました。

 

 

自分が価値のあると考える仕事を思いっきりやって、それで評価されなければ、僕は民主主義の社会で需要のない政治家だというだけです。

 

その覚悟を持たなければ、目的が抽象化され、議員でいるため、政治家でいるために仕事をこなすだけになってしまいます。

 

 

そこから先は簡単です。

 

日々、仕事に打ち込むだけ。

 

大分市議会で、子どもたちが、生まれた環境に左右されず、夢と権利が守られる大分市の実現を目指し、また、困難を抱えた人に、必要な支援を漏れなく届けることができる大分市の実現を目指し、政策議論を進めてきました。

 

街頭演説やこのブログで、みんなの理解と協力があって効果が最大化する政策や、みんなの認識を深めることでしか解決することができない社会の課題について、僕の考えを発信し続けてきました。

 

 

任期中の議会が全て終了した今、僕の軸足は街頭演説にあります。

 

年末年始も、休まず街頭演説を実施しました。

 

 

正月三が日は、着物にブーツにタートルネックという上級者版坂本龍馬ルックで街頭演説に臨みました。

 

子どもたちから、なかなかの人気でした(笑)。

 

今は、以前の記事に書かせていただいたコンセプトによって、半袖ポロシャツ変人ルックに戻っています。

 

 

300回を目指す街頭演説は、現在193回の実施。

 

最近の街頭演説では、これまでの地方議員としての活動で見えてきた、地方自治の可能性についてお話をさせていただいています。

 

地方分権の進展や情報技術の進歩などによって、地方自治は、より広い領域で、より高度な政策を展開することができる環境を整えてきました。

 

日本では、投票率のデータなどから、有権者からは国政が重要視される傾向がみられますが、実際には、僕たちの自治は豊かになり、国政と地方自治は重要性を比較できるようなものではなく、それぞれに果たすべき役割の違う、別の分野として発展を遂げてきました。

 

国政が担う、外交や安全保障、全国一律が望ましい制度などが、僕たちの生活にとって大切なのと同じように、地方自治が担う、困った時の福祉の提供や様々な分野に通じるまちづくりの事業などは、僕たちの生活にとって不可欠です。

 

社会の中で、現代の地方自治が持つ重要性を正しく認識していくことができれば、僕たちはその環境を最大限に活かすことができます。

 

地方自治の新しい時代をつくり、大きな価値を生み出していくために、その可能性についての理解を求めていきます。

 

残り107回、毎回一生懸命に発信すべし。

 

 

以上、全ての活動を通して、僕が、何よりも大切にしてきたことは、自分らしさと信念を貫くことです。

 

頭を下げて回っても、社会は変わらない。

 

単純で耳ざわりのいいことばかりを叫んでも、社会は変わらない。

 

複雑化・多様化する僕たちの社会の課題は、一言で語れるほど簡単なわけがない。

 

難しい課題ばかりだからこそ、みんなで考えていく必要がある。

 

だから、僕は、たとえ長くなったとしても、大分市議会で、街頭演説で、このブログで、自分の信じるメッセージを発信します。

 

 

あとどれくらいこの仕事を続けていくことができるかは、僕にはわからないことです。

 

だけど、この仕事を続けることができる限り、僕は自分に嘘をつかず、初志貫徹する。

 

これが、僕の新年の抱負です。

 

 

みなさん、そんな僕を今年もよろしくお願いします。