[2020.5.18追記]





鬼怒川の氾濫で大変なことになっていますね、
救助を待つ方がまだおられる様です。
安全な場所に避難できても、避難所生活が続かれるでしょうし…
1日も早くいつもの生活に……


地震の時もでしたが、この様な災害がある度に、その場所に住んでおられる自閉症の方達がどの様に過ごしておられるか想像して胸が苦しくなります。
誰もが不安になりパニックになる災害、日常生活の小さな変化も苦手な方達にとったら…


何があってもスケジュールで見通しを持てたら落ち着いて過ごせるけれど、災害時は支援する周りの人達も見通しを持てないことばかり。
その場その場で臨機応変に対応出来る支援力を持ちたいです。


避難所に入れなくて車中にいる自閉症の方のお話を聞いたことがあります。
混乱している時、1人になれる場所を確保出来れば良いですが出来なかった時にどうすれば良いか?……



うちの息子は視覚刺激に弱いので、小さい時の親子通園では(売っている衝立は高価なので先生方の手作り)ダンボールの衝立に囲まれていました。


課題場面は勿論、給食もみんなと離れた席、「始まりの会」や「終わりの会」ではいつも端の席で隣席の子との間にダンボール衝立。
集団活動中に本人が「きゅうけい」出来るスペースとしてマット運動用のマットとダンボール衝立。


…ダンボールに囲まれながら過ごした親子通園でしたが、成長し「何をするのか」わかる様になった今は衝立が無くても集団活動の中でも着席して参加しています。


でも災害、見通しが立たない避難所生活となったらきっと大勢の人達の動きや話し声が気になり(積極奇異型なので)色々な人達に近付き過ぎて大変なことになるのは間違いありません。



何かいい工夫は無いものかと思っていたのですが、今日1つ思い付きました。
何故か1畳位の大きさがあるスカーフを持っているので、洗濯ばさみや紐を使ってカーテンの様に使える様に防災グッズを入れているリュックに入れることにしました。
スカーフは薄手だし、洗濯ばさみや紐もかさばらないのであって邪魔になりません。


カーテンやのれんも構造化で使われるアイテムですが、スペースを区切る意味ではうちの息子には有効ではありません。
床にテープを貼って囲うだけ(平面)でも自分のスペースと理解出来る方もいますが、息子は布だとベロっとめくるのでアウト。


親子通園のダンボールも最初は倒していました(自分のスペースを作っていると理解してからは倒さなくなりました)


スカーフは単純に「目隠し」です。
目に入る物、刺激が減るだけでうんと落ち着きます。



息子が毎日チェックしている日めくりカレンダーですが、後ろに衝立があるか無いかで注目のしやすさが違います。

長年使って注目出来ているので要らないかも?ですが小さい時のまま残しています。



欲しいデニムシャツにセットで付いていたけど使わなかったスカーフ、防災グッズに追加し、このまま使う日が来ないと良いです…


[追記]
その後、ポップアップテントを追加しました。