この本のおすすめポイントは


◇定型発達の子どもと自閉症の子どもの発達の違いを丁寧にわかりやすく書いてある(4コマ漫画も挟んであり、保護者としてはあるある体験満載)


◇タイトルに「言語訓練」とあるけれど、表面的なコミュニケーション支援ではなく、子供が相手に自分の気持ちを伝えるためには何が大切なのかがわかる


◇自閉症の子どもが人や物をどの様に見ているのか(見えているのか)、感覚の問題、実行機能(司令塔)の問題、特性について丁寧に説明してありとてもわかりやすい


◇一人ひとりの子どもに合わせた伝え方を、「今は水遊びしない」ことをどう伝えるかという例で具体的に書かれている


タイトルに「2歳から…」「言語訓練」、出版社名が診断と治療社…本の中身を見ていなかったら買わない本です、笑。
他のレビューを読んでみたら、言語訓練とあるのに…と不満に思う方もいるようで、私は別の意味で何故このタイトルなのか不思議です。

息子が3~4歳の頃、とにかく色々本を読んで、息子を育てる上での不安を知識で埋めることで安心していました。

そんなに本ばかり読んでいたら、どの本屋さんに行っても知っている物ばかりで、そんな時にこの本に出会いました。
開いてみたら、冒頭に書きました様にとても親しみやすくわかりやすい内容だったので直ぐ買って帰りました。

最近は本屋さんへ行く機会が減ったのでわかりませんが、買った後もこの本を別のお店で見たことが無いです。

タイトルに2歳からとありますが年齢関係なくきっと、自閉症の方に関わられている方々皆さんにとても役立つ内容です。



小さな自閉っ子さんを育てておられるお母さんには是非読んでいただきたいなと思う一冊です。