本屋が無い!

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先日、仕事の休憩時間にボーっと東京のビル群を見ていました。

 

そうするとお母さん(妻)からLINEが。

 

「アマゾンで英検準2級の本を注文しといて!」

 

・・・3級合格から1カ月。

 

もう出遅れてるやんけ!と思いつつ、

 

「自分の勉強の本なのだから、自分で選んで買わせろよ!」

 

と返したのですが、

 

「何を買えばいいかわかんないじゃん!」

 

と返信が来ました。

 

「あのさ~、本屋に行って自分に合いそうな本を選ぶんだよ!

 

そのためにガクサンという漫画を買って渡しただろ?」

 

 

 

 

と返そうとして・・・やめました。

 

なぜなら、買いに行く本屋が少ない&遠いからなんです。

 

昔は近所に個人経営の本屋がチラホラありました。

 

私は、そこでない時は、隣町まで自転車で買いに行っていました。

 

例えば、大学への数学という雑誌を買いに。

 

※高校版もあります。

※今でも売ってることに驚き!!!

 

ふっふっふ、この本で学力を上げて、俺スゲーするんだ~!←そもそも定期購読を思いついていない時点でアホ

 

というセコイ考えがあり、わざわざ隣町まで買いに行っていたのですが、

 

そこで別の高校に進学し、

 

そこでいるはずのない友達とばったりと出会い、

 

そして同じ本を買おうとしていて、

 

こいつ、なんでこれをやろうとしているんだ!

 

とバチバチにライバル視した思い出。

 

まぁ大学進学後、奴が京大工学部に現役合格をしたこともこの本屋で知る事になるんだけどさ。。。

※志望校自体が違うけど

 

なぜか会うのですよ。

 

別に約束しているわけでもないし、そもそも隣町にある本屋なのに。。。

 

そんな古き良き(?)思い出。

 

思い出ができたりすることが本屋にはあります。

 

・・・話がそれた。

 

戻します。

 

最近は・・・本屋自体がないのです。

 

乗り換えの駅であるJR津田沼は悲惨です。

 

駅から近かった「BOOKS昭和堂」は閉店。

 

駅上やパルコにあった「くまざわ書店」も相次ぎ閉店。

 

ヨーカドーの「ブックマルシェ」も閉店。

 

モリシアの「ツタヤ」も閉店。

 

本屋が消えていっています。

 

電子書籍やアマゾン等の宅配サービスで。。。

 

数学ならチャート式(・・・といっても赤やら青やら緑やら白とかあるけど)とか迷わずに済むのだけど、英語はね・・・。

 

単語とかのレベルなら定番はあるけどさ。。。

 

家に帰って、やんわりと息子に

 

「お前の合った本がどういうのかがわからないんだよ。どんなのがいい?」

 

って聞いたのですが、

 

「わかんないよ。

 

だいたいお父さんより知識量が少ないんだよ?

 

そんなやつが合うって言っても、正しいわけないじゃん!

 

だから、お父さんの見立ては信用してるんだ~。」

 

・・・絶対に面倒くさがっているよ!

 

もっともらしく、お父さんが喜びそうなワードを入れて。

 

だいたいお父さんと息子は別個体。

 

好みとかも違うだろ。

 

他人のおすすめは、参考にしたら良いのだけど、最終判断は自分でしないと。

 

・・・とはいいつつ、時間もないので、ポチりました。

 

2冊。

 

何を買ったのかはナイショ。

 

だって、他にもええのがあった~とかがわかると、地味にショックです。

 

とりあえずまつんちょセレクトをやらせて、でっかい本屋(丸善)に連れていって、選ばせようと思いました。

 

・・・でも、本屋での本の選び方って、私自身、親から習ってないぞ!

 

そんなことまでしないといけないのかよ!

 

過保護すぎる!とちょっと思ってしまいました。

うちは、元々息子の成長が遅いというところからの塾通い、

そしてお父さんの大学受験の経験から、中高一貫校への進学です。

 

サンデー毎日に進学実績が載っていましたので見てみました。

 

もっとも・・・今は春休みの後の、学習確認のためのテストラッシュ。

新しいクラスの話が息子から全然でてこないので、書くことがないのです。

 


上位の旧帝一科と首都圏国公立のデータを抜き出してみました。

※手打ちなもので多少の打ち間違いはあるかもです。。。

 

私立大を抜き出していないのは、科目を絞ったり、併願可能であったりで、

絶対的な学力向上の値をみるという点では、不適と判断したためです。

 

2019R4の意味は、日能研の2019年のR4偏差値、2025R4は最新の日能研R4偏差値です。

 

上段は私立中高、下段は公立高校で、色付けはそれぞれ千葉の私立御三家、公立御三家で、

公立の色なしは、地区の2番手校をいれました。

 

東邦大東邦は、高校入学が無い&医学部受験に特色がある学校なので、薄地にしています。

また、秀英より数が少なく見えますが、この表に入れていない国立医学部も加味すると、

東邦の方が上位者が多いのですので、表の順序に誤りはないと思います。

※ちゃんと書いておかないと誤解されるもので・・・。

 

私立中高は、専大松戸より偏差値帯が高いと思われる学校を抜き出しました。

正直、専大松戸でもコース分けが多く、国立大志望者のコースは実際の卒業数と国立大向けの勉強をしてきた人が乖離していると思いますが、それでもまだ他校より国立大合格者数が多いので入れています。

 

中学入試でいうと、千葉で優先順位をきめるとするとこの順番の通り、

まぁ…中学受験の偏差値の通りですね。

 

渋幕>市川>東邦>秀英>芝柏>専松

 

となるわけで、上位校に合格すると下位校にはまずいきませんから、

ほぼこの偏差値帯の生徒がいるわけです。

※東邦は医学部狙います!の層が一定数あるかもだけど。

 

こうしてみると、渋幕と公立御三家だけを比べてみると、ちょっと渋幕が旧帝一科で上に跳ねている、東葛飾の上位層が少し少ない(大体常磐線沿線だから中学受験で都内校にも上位層は流れやすいエリアだし)だけで、さほど差は感じません。

 

市川でようやく互角。

単純にエグイな、公立トップ校!

です。。。

 

中学受験不要論という話もでてくるのも、まぁわかるかな・・・という感じですね。

 

また、芝柏が全体として国公立大への合格が偏差値の割に少ないので、

私立大志向があるかな・・・とも思いました。

 

どの学校も順調に生徒を伸ばしているといえますので、

 

どこに進学しても間違いがない!

 

と言えると思います。

 

  今後の展望

 

今後の展望を考えると、一番キツイのが渋幕(渋渋の存在や京葉線のダイヤ改悪、また市川切望者の増)で、

 

市川が難化したおかげで、その下の層は医学部&理系なら東邦、そうじゃなければ秀英という形での差別化(秀英の2月試験を東邦と同日にしたことからも)を進めているし、

 

北部地域からみると、医学部の江戸取、理系の芝柏、文系の専松と、ここも差別化ができてきていると思います。

 

そういった意味では、どこも今後進学実績を伸ばしてくるように思います。

 

  まつんちょが見たポイント

 

息子が私立中進学しているから、私立中に着目・・・というわけではないんです。

 

実は見ていたポイントは公立の2番手校です。

 

ここの落ち込みがわりと大きい。

 

千葉東は健闘しているのですが、それでも上位層の数は10年前と比べると10人ほど減っています。

 

薬園台に関しては0名に。ちょっと驚きました。

 

逆に県立柏は・・・2桁に増やしています。

 

東葛飾、県立柏のエリアは、まだ私立5番手、6番手校が近いだけで、あまり影響を受けていないのかな・・・と。

 

千葉東、薬園台のエリアは湾岸地域で、渋幕・市川・東邦・秀英のエリア。

 

確かにそこに生徒が流れているともいえます。

 

でも、単純に少子化の影響で今まで公立2番手校を選んでいた子が、

1番手に入っているという事ではないかなと思います。

 

現に1番手校の進学実績は落ちて・・・いません。

 

影響が出はじめるのは、高校の無償化が始まる時と思います。

 

そうすると今以上に私立中高に人が流れる可能性が高い。

 

だって、どこに進学しても間違いはないのだから。←まつんちょが思うだけですけど

 

ヤバいのはここ。

 

入学する学生のレベルが落ちれば、それに見合った授業となります。

 

ここは地頭論ではない部分。

 

この2番手校は、さらに進学実績は落ち込む可能性があるということ。

 

そして、私立に人が流れると、1番手校も負のスパイラルに入る可能性があります。

 

優秀な生徒の母数が少なくなるわけですから。

 

  私立高校の無償化におもうこと

 

あくまでもまつんちょの個人的な意見です。

 

公立でも進学校の生徒は予備校などの塾との併用だから・・・ということだとすると、

そもそも公立高校の存在意義はない!ということ。

※天才型の生徒が多い私立トップランクの学校は、授業の質ではなくそのコミュニティに価値があるので、放っておいても勉強をするし、そこまで学校に期待していないと思います。。。

 

部活動の、学校ではなくクラブチームに任せるのような運営。←部活動の運営は賛成です。

 

公立高校はもはや維持できない・・・というようにいっているように見えてしまいます。

 

大学進学率があがったことにより大学進学のための単なる機関に進学校の公立高校はなってしまった。

 

国立大学の理系は、基礎研究をするという面で、私立大との差別化は出来ていると思いますし、

そこに存在意義はまだ保たれているように思います。

 

ウチは高校受験をしての中だるみ、また推薦入試による受験日の早期化に対応ということで、

中学受験での私立進学を選択しましたが、

 

私立に進学させた親の立場として高校の無償化は嬉しいけれども、公立を6年一貫教育にして、中3時に選択可、というようにしたほうがいいんじゃないかなぁと思います。

 

大体、中だるみ以前に、高校のカリキュラムが大学の入試制度とあっていないのが、高校に通うだけでなく予備校・塾が必要になる根本原因じゃないの?って思います。

 

日本人の傾向が強くでる、中道主義的な考え方かもしれないけど。

 

それに私立高校無償化といっても、授業料だけの部分。

 

実際に費用は多くかかります。

 

公立高校が低レベル化すると、裕福でない家庭では、そのまま低レベルの学習機会しかなくなる。

 

下剋上のチャンスがなくなるし、それは貧困化から抜け出せないという事。

 

それで大丈夫なの???と思ってしまいます。

 

海外もレベルの高い学校は費用が掛かります。

 

でも、収入による救済策がある。

 

そこで貧困層でも学習する機会を確保している。

 

今回の日本の政策はそうではなく一律。

 

それが公平????授業料だけで????

 

なんだか、票取りのための・・・政治家が決めた安易な政策なんだよなぁと思ってしまいます。

 

優秀な大学を出ている人が多いにもかかわらず、

 

公立高校の運用維持コスト削減策にしかみえない。

 

日本、終わってる。

 

そりゃ見切りをつけて海外の学校に行きたくなるわな~。

 

お勉強だけが出来る人は要らない!ってことを、政治家自体が証明しているのだから。

 

ますます日本自体が凋落するぞ。

 

そんな風に思いました。

 

 

  前置き

 

息子が今中学2年生で、私立の中高一貫校に通っています。

 

入学前は、他校分析などを頭の整理のためにやっていたりしていました。

 

ただ、入学してしまうとなかなかその内容をブログには載せられません。

 

自校なら身バレするし、他校ならディスることにもなりかねないんですよね。

 

例えば千葉の市川。

 

2019年日能研のR4偏差値は62。

 

今年、東大に17名、京大に6名合格しています。

 

偏差値62の学校から、東大や京大にそれだけ入学しているんだ~。

 

すごーい!

 

と思いがちなのですが、千葉には絶対王者の渋幕がいます。

 

さらに千葉の学校の特性として、都内校にも一定数の生徒が流れます。

 

とはいえ、渋幕は当時68。

 

つまり市川の偏差値は62ではなく62~67の学校だ、と考えるのが妥当。

 

そう書くと、この市川の実績は色あせてしまいます。

 

中学受験で偏差値67の子がゴロゴロいるんだぜ?ってなるとね。

 

また、学校側も優秀な学生を劣化して卒業させるわけにはいかないので、普通トップラインにあわせた学習をします。

 

そうすると、下位の生徒は大丈夫か???となります。

 

また、だからこそ第3教育という概念があるんだ!といっても、この状態で話を進めると、

 

ついてこれない生徒を、放っておいて自習せよって、そのように誘導しているだけでは???

 

とも言えてしまいます。

 

そうするとギリギリで入学した生徒はやべーぞ、と。

 

ここまでくると立派な営業妨害ですね。

 

ただ、上記の話の展開を考えると、一定の説得力はあると思います。

 

でも、この学校に通っていないのだから、この考察が本当かどうかはわからない。

 

つまり、実情を知らない当事者以外の人が他校のことを言ってはいけない、ということだと思うのです。

 

  少し奈良のことを書いてみる

 

とある方のブログに、高校受験でもまだ大学附属校を選ぶのは間に合いますよ、というコメントを書きました。

 

読者がヤバそうな人が多い…と思うので、リブログはしませんし、誰かも書きません。

 

そう書いてしまったために、そう思う根拠を書かないといけないのですが、変にそちら側のコメントを残して、叩かれるのも嫌なので、こっちに書きます。←たぶん見ると思うので。

 

私の元地元なので、考察が外れている可能性もある!ということで、話半分で記載します。←さらに保険をかける

 

奈良で、公立高校の話です。

 

  奈良の公立高校の価値

 

奈良の場合、私立だと東大寺学園、西大和学園という全国に名前を轟かせる学校があるのですが、

 

偏差値が高すぎてあまり一般的ではない感覚です。

 

・・・まぁ西大和は創始者が教育者ではなく政治家だ!というところの毛嫌いもありそうだけど。

 

奈良の賢い子は、公立御三家の奈良高校・畝傍高校・郡山高校が進学するところで、

奈良県内でも、ここ出身だと頭のええ子やな~と思われます。

 

この中で郡山高校の偏差値をみます。

 

高校野球でも昔は天理・智辯とならんで御三家(今は奈良大附属・・・)といわれていて甲子園に出場していますので、それなりに知名度はあるとして、よって福島県じゃないんかよ!というツッコミはないものとして続けます。

金魚で有名な大和郡山にある学校だから郡山です。

 

みん高でみると、偏差値は67です。

 

またこれだけみると微妙な偏差値なのですが、奈良で70、畝傍で68ですので、

 

まぁ・・・御三家といわれるだけあって賢いです。

 

でね、関関同立の系列校をみると

 

関西学院は

 

関西学院64、

関西学院千里国際57、

啓明学院61。

 

関西大学は、

 

関西大学高等部が66、

関大一が67、

関大北陽48ー64。

 

同志社は

 

同志社が70

同志社香里が63、

同志社国際が68、

同志社女子が63。

 

立命館は

 

立命館約70。
立命館宇治約65。
立命館守山約70前後。

※北海道は除く

 

それぞれの学校で100%の進学ができるできない、はありますが、

 

郡山高校を合格する子であれば、それなりに選びようがあります。

 

その郡山高校の卒業生は368人。

 

大学の合格者は、

関西学院:51

関大:293

同志社:81

立命館:99

 

奈良から見た場合、関大一高あたりは通いやすいです。

ここと同じ偏差値。

 

そして関大一の関大進学率は90%。

 

郡山は浪人も含んで293人の合格です。

 

卒業生の90%の数すら充足していません。

 

まぁ、高校受験で関大一に受かる力があったので、関大はイラン!という人もいたかもしれませんが、

関西にいて、そういえるのはなかなかいません。

 

そうすると関関同立に進学するのであれば、系列校にする、という判断をすると、

高校時代たくさん思い出を作ることができるように思います。

 

関関同立で比べましたけど、ましてや産近甲龍とかになると、むしろ損。

劣化した、というように思いかねないなぁと思います。

 

つまり、関関同立でヨシとするのであれば、系列校がお得となります。

 

・・・でも、地域性がそれを良しとしないのですよね。

 

たとえば、まつんちょやまつんちょの父は、この奈良の公立御三家を出ていません。

そして関西・・・というか近畿は国立大学の地位が高い。

 

どれだけ親戚中からアホ扱いを受けたか。

 

父がアホなんで、息子もアホなんだと。
 

だから難関国立大を目指すことに固執し、

センター試験で失敗した後は意地でも、

例え知らん国立大学でも合格しないと話にならない!←そして取り込まれた

 

ということになったんですよね。

 

私立大学が関西はお得かと言うとお得。

 

だけどそこの住人は決してお得という感覚はない!と再認識しました。