洋上救急訓練に参加しました!!
重症チームリーダーの植村佑介医師と森脇看護師が、境海上保安部主催の洋上救急訓練に参加しました!
外はとても寒かったですが、向こうには大山も見えました
洋上救急というのは,島根県から福井県にかけて(第8管区)の海上で発生した疾病や事故などの救急事案に対して,巡視船,ヘリコプターを駆使して救助にあたるというものです。
訓練の様子は・・・
午前中は座学で,午後は実際にヘリコプター内での観察や処置の困難さを体験してきました。
まず,病院に洋上救急事案発生のファックスが届きました。『70代の男性(船長)がトイレで血を吐いて倒れている』との情報です。
吐血や喀血の可能性を考えて,必要となる物品をリストアップ,それぞれの重量を測定して,医師・看護師2人で基地へ向かいました。
近隣の3病院からも同じように医師・看護師が参加しており,それぞれ持ち寄った物品について検討しました。
続いて操縦士や機関救難士から,ヘリコプターに関する講義を受けました。
ヘリコプターを開いた中です 実際に近くで、ヘリコプターのエンジンオン
を聞きました
午後の実習では,降下訓練の様子を教わったり,ヘリコプターの中でバイタル測定,気管挿管などを体験しました。
エンジン音がすごくて,聴診器での聴診は全く聞こえませんでした。
感じました。 身に着ける救命用のベストです。
救命士さんが、救助に下りられる訓練の様子です。
体験した植村医師は・・・
「器具もスペースも限られた中での救命は本当に大変です。日頃の訓練や,スタッフ間のコミュニケーションがいかに大切かということを実感しました。」
第29回カンファレンス開催!
第29回のカンファレンスを1月24日に開催しました。
この日は、2件の症例検討を行いました。
【症例検討】
1)90代 女性 心肺停止 (上部消化管出血 初期波形asystole)
自宅で黒色嘔吐の後心肺停止となられました。救急外来にて
2)70代 男性 心肺停止 (窒息疑い 初期波形asystole)
ケアハウスで心肺停止状態で発見されました。救急外来にて
挿管チューブに餅が詰まっており、
更にこの日は、
『心肺停止症例のシミュレーション』
を救急外来にて行いました。
*蘇生トレーニング用の人形を使って、シミュレーションを行っているところです。
《徐細動器》
除細動器(じょさいどうき)とは、心室細動 (VF)や心室頻拍 (VT)等の不整脈に対し、電気的な刺激を与えることで「除細動 (Defibrillation)」や「同期性通電 (Cardioversion)」を行う医療機器 のことです。
《徐細動パッド》
除細動器から電気ショックを伝達する為に用いる、電極を備えたケーブルセットです。
第28回カンファレンス開催!
第28回目のカンファレンスを、1月17日に開催しました。
この日は、3件の症例検討を行いました。
【症例検討】
1)60代 男性 心肺停止 (急性心筋梗塞 初期波形VF)
自宅で心肺停止状態となられました。by-stander CPRありました。
己心拍再開しました。
2)80代 女性 心肺停止 (大動脈解離 初期波形PEA)
自宅玄関で心肺停止となられました。蘇生に反応されず。CT検査にて大動脈解離、
ました。