月日が経つのはあっという間、気が付けば今年も暮れようとしております。

 

小学3年生の女の子は、バイエル下巻の46番を合格しました。約2ヶ月取り組んでいました。間違いなく、下巻の最初の山になる曲です。左右が、全く異なる動きをしています。この後の曲が、簡単に思えるくらいです。本当に、長い間、頑張りました。聴音の方は、ドミソの音が聞き分けられるようになってきました。お家でも毎日行って欲しいのですが、完全に身体で覚えるまで、ドミソは続けます。一見、ひたすらドミソの和音を聴き続けのかと思うでしょうが、ドミソのいろんなバリエーションを用意しているので、飽きずに取り組むことができています。

 

年中さんの男の子は、いつも元気一杯。今日は、お父さんとお越しになりました。メトード・ローズをはじめてしばらくたちますが、隣り合った音の練習をしています。ドレミはもう読めるし、音の上がり下がりも正確に読めています。ただ、単純な基本練習なので、音楽的に面白く、早く終わらせたいようです。この教本は、幼稚園からはじめるお子様に対して使っているのですが、5本の指をピアノを弾く指に育てる良い教本です。少しずつで良いので、きちんとこなして行きましょう。次に、きらきら星のメロディーを弾きました。たいへん上手に弾けています。強弱もつけて完成です。講師が伴奏を担当して連弾します。ご本人も顔には出しませんが、きちんと弾ききったことで、満足な様子です。こうしたメロディーの練習もして行くので、楽しみにしてください!聴音は、ドミソの音を覚えているところです。まだ、記憶している最中で、身体に覚えさせるまでには、時間がかかりそうですが、いったん覚えると、次の音を覚える時間が短くなりますので、今のドミソを頑張って覚えましょう!

 

ピアノ悠々塾というテキストを使って、ピアノの導入をしていた大人の方が毎週通っておられます。入門編・基礎編・初級編、と順に取り組み、全ての曲を弾ききりました。一度、クラシックの定番の曲も体験していただきたいので、次はブルグミュラーに進むことになりました。譜面も小さくなり、1ページあたりの段数も多くなるので、最初は抵抗があるのかな、と思いましたが、スラスラと弾きこなしておられるので、大丈夫なようです。右手と左手を別々に指使いを守りながら弾き込んでもらい、今回のレッスンで両手を合わせました。このまま進めていってもOKです。他に、大人のハノンも並行して弾いているのですが、これが終われば、いったんメトード・ローズに移り、しっかりした基本を身につけて行っていければよいと思います。

 

通信講座で作曲を学ばれている方がおられます。今回は、小楽節の最後の制作です。8小節でない小楽節を7つ制作していただくことになっております。これまで規則的なルールにのっとって、場合分けされた小楽節を制作してまいりましたが、今回は、部分動機をうまく使い、音楽的に通る小楽節を製作せねばなりません。時間および労力のかかる実習であったかと思いますが、五線紙に記譜された音符を読んでいくときちんとできております。次回からは大楽節に入ります。記号の示す範囲が部分動機から動機に広がり、規模も大きくなります。大楽節もいろいろなパターンを1つ1つ体得していただくことからはじめていきます。すでに学んだ小楽節を反復したり、全く異なる小楽節を入れたり、いろいろなバターンがありますので、マスターしていきましょう。

 

年末でご多忙のことと存じます。どうぞお体の方もご自愛ください。