経営コンサルタント Matsuのブログ

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企業の再生を主としてコンサルを行っています。
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今回は銀行と上手く付き合う第三回目として、銀行まわりのエピソードを紹介したいと思います。

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新しいクライアントと久しぶりに銀行まわりをしました。

相変わらず各銀行は特色を出してくれて、楽しませてくれます。


「メガバンクはいかにも横柄」
(お前らなにしに来た、おれは忙しいのだ)

言葉は丁寧ですが、逆に慇懃無礼です。

「地方銀行はお国なまり丸出しですが、あくまで紳士的です」

「政府系銀行はいかにも公務員の様に事務的」

そんななかでふと、私がある上場会社の財務課長に着任したての頃の事を思い出しました。

それは暑い夏の日でした。

当時の財務担当役員から呼び出されて
こんな話しをされました。

その役員がまだ課長だつた頃、ある日銀行に行った。

暑い日だったので、半袖のワイシャツに上着を着て出かけたのだそうです。

銀行で話しをしている間は何とも無かったのですが、会社に帰ると電話が入っていました。

当時の役員から呼び出されて、銀行から連絡があり、お前の会社は銀行に来るのに半袖のワイシャツで来るのかという事だったのだそうです。

それ以来その財務担当役員は、夏でも決して半袖のワイシャツを着ないと言いました。

それを聞いてから私も財務部の管理職の間は、いっさい半袖のワイシャツを着ませんでした。

もちろんこれはリーマンショックの前の話しです。

あるひとはこの話し聞いて、銀行の高圧的な態度を考えられるでしょう。

しかしながら当時には、正統的な財務マンが存在したのです。

銀行と取り引きをする時は

「もう一度襟をただしてのぞめ」というものです。

現在はクールビズであり、この様な事も無くなりました。

ある意味で寂しい気もします。


最後までお読み頂いてありがとうございました。


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