ドラマチックな試合でした・・・!
今日はACL(アジアチャンピオンズリーグ)準決勝第2戦の浦和レッズ×城南一和(韓国)戦を観に行きました。
優勝すればアジア王者としてFIFAクラブワールドカップに出場し、ヨーロッパや南米のクラブ王者と対戦できる、まさに「世界」につながる大会。
今日の準決勝は昨年のJリーグ覇者×Kリーグ覇者&現在もリーグ首位同士の、まさに”王者対決”!
今まで感じたことのないほどの凄まじい熱気は、埼玉スタジアムに向かう電車の中から始まっていました。
観客数はなんと5万人を突破!
席が上の方だったこともあり、スタジアムの光景は、まるで壮大な絵を眺めているような錯覚に陥りました。
巨大なコールは一秒も鳴り止むことなく・・・
赤く染まったゴール裏には「We are REDS」の完璧な人文字!
私も負けないように気合を入れました!
第1戦の結果(2-2)を受けて、「勝つか1-1以下の同点なら決勝進出」と有利な状況で迎えたこの試合は、立ち上がりから両者一歩も譲らず、ミスの許されない緊迫した展開に。
チャンスは迎えるものの決定的なチャンスにまでは至らない我慢の時間帯が続き・・・迎えた前半20分。
先制点は・・・
レッズ!
得意のカウンターと3トップの連動力を生かした攻撃から、20分、ワシントン選手が逆サイドからのマイナス目のクロスをスーパートラップ・・・そして右足を一閃!
放たれた無回転のシュートが左サイドネットに鋭く突きささり、1-0!
これにはキーパーも一歩も動けず、一瞬空気の流れが止まったように感じました。
その後も両チーム攻め手を緩めない拮抗した展開でしたが、結局スコアは動かず、レッズ1点リードのまま前半終了。
危ないシーンも何度かありましたが、中盤で攻撃の芽を摘み、決定的な危機には至らず!
試合が大きく動いたのは後半。
55分、レッズの攻撃で中盤からFWまでが上がりきったところで城南にカウンターから1点を返され・・・
この時点では(第1戦も含めた)合計は3-3で、同点ながらアウェーゴール差でレッズという状況でしたが、68分には再びカウンターから痛恨の2点目を入れられてしまい、ついに逆転・・・(計3-4)
残り22分。
祈るような空気に包まれたスタジアム・・・
本当のドラマはここからでした。
72分、城南ゴール前の混戦から浮いたボールを長谷部選手がゴール中央に押し込み、再び同点に!
第1戦と同じ2-2のスコアで、合計4-4。
タフな時間帯に突入してなお、勝っていても完全に守りに徹することなく最後まで攻めきる・・・という戦いは、同じ土俵でフェアにぶつかり合う、まさに王者のプライドをかけた一戦!という感じがしました。
アウェーゴールのアドバンテージもなくなってしまったため、「次の1点でおそらく全てが決まる」という張り詰めた緊張感を保ったまま、試合はクライマックスに突入。
・・・しかし、最後までどちらも譲ることなく同点のまま試合は延長戦へ。
延長の30分間でも勝敗は決まらず、最後はPK戦!
ゴール裏には再び人文字が現れ、スタジアムのボルテージは再び最高潮に。
そして、最後にPK戦を制したのは・・・
レッズ!!!
最後の平川選手のPKが決まった瞬間、歓喜の爆発でスタジアムが揺れました!
私も飛んだから分かりませんが・・・笑
こんなに凄い試合を肌で感じることの出来る機会は、この先もそう多くはないだろうな・・・と思ってしまうほど。
まさに、サポーターとチームが一体となって勝ち取った勝利。
最高でした!♪
次は11月7日と14日の決勝戦。
アジアの頂点まであと1試合。
最高のドラマで締めくくってほしいなぁ!